今年の初登山に下仁田町の大山に登る際にネットで情報を集めた。そのときに下仁田九峰というのがあることを知った。下仁田九峰とは、稲含山、御嶽山(兄倉山)、螢山、大山、大崩山、藤山、川井山、浅間山、伊勢山の九つの峰のことだった。小沢岳や金剛ノ萱は入っていないなど、このチョイスには少し疑問も残るが、まあそんなことはさておき、このうち前半の5峰はすでに登っていたので(後で気づいたのだが蛍山は未踏だった。)、それでは残りの4峰をこの機会に登ろうかと考えた。まずは藤山(富士山)から登ろうと千沢集落に向かった。道は高速道から降りて市街地を迂回する道路に入り、清流荘に曲がる道よりも1キロほど手前で左折し、千沢集落への林道に入る。登山口は集落の中にあるようなので、まずは集落周辺で通行の邪魔にならない駐車場所を探す。どうにか集落の外れに駐車スペースを見つけ出発した。道をうろうろしながら探すが登山口が分からなかったので、たまたま居た集落の方に伺うと丁寧の教えてくださった。写真の消防ホースの赤い収納箱のところから山に向かってはいる。このまま進むと人の家に入ってしまいそうだが、道は山の中に続いている。林に入るとすぐに富士山登山口の標識がありそれに従って進む。最初は尾根を登り、次に東側に山を巻くように踏み後は続く。やがて小広場に出るとここからは下仁田の町や四ッ又山、鹿岳などの眺めが開ける。その先には赤い鳥居が設置され、これをくぐり急な斜面をジグザグに登ると山頂に出る。山頂には石の祠と山名板が設置されていた。ここも冨士浅間神社とあるので昨年末に登った宮室山や冨士浅間山と同じ冨士浅間信仰の山のようだった。意外とスムースに登れたことに満足し来た道を下山した。
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