米山 山頂からの眺め
新潟県柏崎市、上越市 標高 993m
【登山日】 2019年9月14日
【登山コース】
大平駐車場[8:02]→二ノ字[8:53]→711m峰[9:07]→[10:03]米山[10:19]→駐車地[11:42]
日本に3カ所しか残っていない原三角点の山のうち、白髪岩雲取山にはすでに登ったが、未だに米山が宿題となっていた。そこで今回は遠出をして米山に登ることにした。米山に登るコースは、登山口にあった看板に書いてあるだけでも柏崎から登る大平コース、吉尾コース、野田コース、谷根コース、そして上越から登る柿崎コースの5つがあった。事前の調査で登山者も多く、最も近い大平コースで登ることにしていた。登山口には登山者用の駐車場もあり、登山道もよく整備されているようだった。林道から脇に入り登る。しかし、少し登ったところでもう一度舗装された林道に出る。ここにも駐車場があり数台は駐車できそうだった。その脇からいよいよ登山となる。とても暑い日だが虫にまといつかれうるさい。登山道には、随所に「山頂まで○○○○米、登山口まで○○○○米」と書かれた赤いプレートが下がっていた。登り初めて小1時間で、二の字、711m峰に着いた。ここからは振り返れば日本海の景色が見え、米山の頂上も望めた。群馬県近郊の山ばかりに登っている私からすると山の上から海が見えるというのは一種奇妙なものである。ここから更に小1時間で山頂に着く。途中にはガンバレと岩に赤く刻まれたガンバレ岩というのがあり、ちょっとした名物のようである。山頂からは新潟市から上越市方面への海岸線がはっきりと見えた。また、近隣の山々も臨むことができた。山頂には避難小屋と薬師堂がある。信仰の山らしい感じである。ところが今回の目的である原三角点がなかなか見つからない。しばらく山頂を彷徨き、やっと薬師堂手前の石塔脇の草むらで見つけた。少し傾いており、何の説明もなされておらず、無造作に置かれていた。白髪岩では、説明板があり周辺もきれいにしてあった。また、雲取山では山名板の下にコンクリートで固定されていた。それらに比べるとここが一番ぞんざいな扱いである。表面の文字は「原三角点」「内務省地理」とまでは読めるが後ははっきりしない。当初の目的を達成したので昼食を摂りながら、群馬の山では味わえない日本海の景色を楽しんだ。帰りは、来た道を降りた。朝は関越自動車道を来たが、帰りは時間もあるので下道を柏崎から内陸に入り十日町、塩沢、湯沢と走り17号で帰った。
大平登山口 案内地図 登山道
二ノ字から見た米山 711米峰 山頂までの距離の入ったプレート
やせ尾根の梯子 新潟市方面 上越市方面
山側の眺め 山頂の休憩小屋 小屋の内部
原三角点の標石 無造作に置かれて説明もない原三角点 山頂標識
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