雲取山 雲取山山頂
東京都日野市、埼玉県秩父市 標高 2,017m
【登山日】 2009年 6月 6日、7日
【登山コース】6月6日
大血川林道[10:26]→[11:40]お清平[12:10]→前白岩山[13:20]→[14:00]白岩山[14:10]→芋ノ木ドッケ[14:30]→雲取山荘[15:33]
8年ぶりに雲取山に出かけてきた。今回は久しぶりに山荘に泊まってのパーティー登山である。
大血川林道登山口 お清平 霧に覆われた登山道
前回雲取山に登ったときは、三峰神社の駐車場に車を停めてスタートしたが、今回は大血川林道の途中にある登山口からスタートした。こちらからのルートは、霧藻ヶ峰を省略してお清平に行けるので距離はだいぶ短くなる。登山口からの登り始めから天気は悪く、それほど強い雨ではないがザックカバーと合羽をつけて出発した。お清平に着くと雨足は強くなり、昼食は立ったままで食べる状態であった。お清平からきつい傾斜を登り、前白岩山、白岩小屋、白岩山と進む間に雨は段々と止んできた。しかし辺りはガスが巻いていて幻想的な雰囲気である。どこも残念ながら展望は得られなかった。
白岩小屋 芋の木ドッケ山頂付近 トウゴクミツバツツジ
前回は芋の木ドッケの看板からピークを巻く道を歩いたので、今回は芋の木ドッケの頂上を踏むことにした。分岐からの道はあまり歩かれていないようで、倒木が多く荒れていた。ピークらしいところは稜線の分岐で木に囲まれて展望はない。ここには長沢山、酉谷山方面に進む案内板が設置されていた。ピークからの下りも一部分かりづらい場所があり、慎重に道を探しながら下り、巻き道と合流した。この辺りで雨はすっかり止んで、青空も少しのぞくようになった。天気が良ければ雲取山まで行くつもりだったが、天気は回復傾向にあるもののまだ展望が得られるほど回復していなかったので、雲取山荘に入って1日目の歩きは終了した。雲取山荘は、建物自体新しく綺麗で、トイレも水洗であり、部屋にはコタツも置かれていた。この日は泊り客もそんなに多くなかったのでわれわれだけで1部屋を使え、ゆっくり出来た。今まで山小屋に泊まった事はあまりないが、私の知る限りでは極上の小屋であると思う。 夜には天気は回復して、2階の窓からは東京方面の明かりも見えた。
大ダワ 雲取山荘 山荘から見た東京方面

【登山コース】6月6日
雲取山荘[5:20]→[5:42]雲取山[6:17]→雲取山荘[6:33]
雲取山荘[7:42]→白岩小屋[9:01]→霧藻ヶ峰[10:31]→地藏峠[10:40]→大血川林道{11:15]
山荘では4時頃から少しずつ廻りが動き始め、音で目が覚める。5時になったので起きて朝食前に雲取山に登ることにする。外は昨日とは打って変わって、素晴しい雲一つない晴天である。山荘脇から20分ほどの登りで山頂に出る。期待通り山頂からの眺めはまさに絶景である。目の前には絵に書いたような富士山が見え、南アルプス方面の山並みも白く見える。山頂では前回見逃した日本に3つしか残っていない原三角点も見ることが出来た。(あとは新潟の米山のものだけである。)更に山頂の避難小屋方面に行くとまた違った眺望が楽しめた。こちら側は山梨県らしく山梨百名山の標柱も立っていた。山頂の避難小屋は新しく、下にはトイレもあり、水さえ確保できればここに泊まることも出来そうである。
早朝の山荘前 原三角点 山頂標識
富士山の眺め 避難小屋への道 雲取避難小屋
避難小屋前からの眺望 小雲取山方面からの登山道 晴天の大ダワ
山頂から降りて、朝食を摂り下山した。同じコースを辿ったのだが、昨日とは全く違った景色になっていた。やはり新緑は光があった方が映えるし、それぞれの展望台からの眺望も開けて素晴しかった。特に白岩小屋付近から見た和名倉山は大きく広がりその雄大さが見事であった。帰りはお清平から昨日行かなかった霧藻ヶ峰に行くとたくさんの人であふれていた。聞いてみると今日は秩父の山開きという事で、秩父宮のレリーフ前には神棚が設置されていた。霧藻ヶ峰先で妙法ヶ岳方面の眺望を楽しみ、地藏峠から大血川林道方面に降りた。
芋の木ドッケの標識 白岩小屋 白岩小屋付近から見た和名倉山
お清平 霧藻ヶ峰レリーフ前 三峰神社方面の眺め(右 妙法ヶ岳)
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