岳山 岳山
群馬県桐生市、みどり市
火打石山(847m)、岳山(1,070m)、鍋足沢の頭(1,059m)
【登山日】 2009年 1月 7日
【登山コース】
駐車地[7:52]→火打石山[8:53]→[9:15]見晴らしの岩場[9:23]→岳山[10:02]→座間峠[10:27]→[11:53]鍋足沢の頭[12:11]→鳴神山裏の肩[13:05]→駐車地[13:36]
前回に渡良瀬方面の山を久しぶりに歩いて、なかなか気持ちが良かったので、もう少しコースを変えてこの地域をもっと歩きたくなった。そこで今回もまた相互リンクを張らせていただいている「オッサンの山旅」の記録の中から「岳山」の記録を参考にさせていただいて、コースをアレンジしてみた。
登り初めの伐採地 火打石山 稜線の植林境界
まずはオッサンの記録と同じように、鍋足集落手前のなべあし橋とコツナギ橋の間のすれ違いのために道が広くなっているところに車を停め、出発した。なべあし橋を渡ると集落があり、すぐ右に橋が架かっている。そこには進入禁止のロープが張られ、奥は養魚場の跡らしい感じである。ここを進むのが地形図上の破線の道かもしれなかったが、進入禁止が気になったのとどこに取り付いても植林地の斜面でどうにか登れそうだったので、奥の民家の前を通り、沢沿いに作業道を進み、やがて沢を渡り、この集落の家の墓を過ぎ、斜めに植林斜面を登った。少し高度を上げたところで、植林地は伐採されていた。伐採地を過ぎた後は、ひたすら稜線を目指し歩いた。植林地の斜面は急であるが、藪などは全くなく歩きやすい。稜線まで登った後は、稜線に沿って方向を北に変えて進むと火打石山と書かれた山名板のあるピークに着いた。ここにはもう一枚文字の消えた山名板らしい板が取り付けられていた。ここは樹木に囲まれてあまり展望も得られなかったので先に進んだ。
鳴神山 鍋足からの林道 見晴らし岩場
稜線をどんどん北上していくと途中大きな岩がある場所を過ぎ、いくつかアップダウンを繰り返すと大きな岩の間を通るところに出る。この岩の間を登り、左側の岩の上に登ると、ここは鳴神山からの稜線を眺める絶好の展望台となっていた。西には鳴神山が見え、その遥か向こうには八ヶ岳らしき白い山も見える。足下に目をやると谷間に鍋足集落からの林道も見える。今回のコースでは、何ヵ所かこのような無名のビューポイントに出会うことが出来た。ここで展望を楽しみながら今日最初の休憩を取った。
岳山山頂 座間峠 桐生市基準点ピーク
見晴らしの岩場からは、この山域らしい気持ちの良い稜線を進んだ。やがて樹木の間からは男体山も望めるようになってきた。いくつかのピークを越えて、岳山の山頂に到着した。山頂にはオッサンが付けた山名板があった。少し時間が経っていたせいか、文字は薄くなっていたが「岳山 一〇七〇米」と書かれていた。ここから残馬山方面への道と座間峠への道が分岐するのだが、オッサンの記録によれば分岐は山頂よりはもう少し北に進んでからであった。この部分の記述を見落とし、山頂から座間峠方向に直接下ってしまった。途中にはビニールテープもあり、記録と違ったコースを辿っているとは思わなかった。私の下ったコースは、オッサンの記録のコースより南の尾根で、ビニールテープはあるものの踏み跡は薄く、不鮮明な部分も多かったのであまりお勧めできるものではない。尾根を下りきると涸れた沢に出る。ここを渡り向かい側の植林境界の踏み跡を進むとすぐに座間峠に着いた。ここからは、オッサンの記録を離れ、鳴神山の裏の肩まで歩く。これから先は一昨年に歩いたコースである。
男体山 草木湖 袈裟丸山
座間峠からは少し雪が残っている。踏み跡は今まで良いもハッキリしてきたので分かりやすい。やがて前回間違えた桐生市の基準点が埋められたピークに着く。前回はここを真っ直ぐ行くのか、右の急斜面を下るのか迷ってしまったが、今回は迷わずに右に下った。この辺りからは、男体山方面も袈裟丸山連峰も樹木の間から綺麗に見えるのだが、カメラに納めると樹木に邪魔をされて、実際の展望と異なってしまう。大きく下った後にもう一度登ると大きな松の木のある絶好のビューポイントにでる。ここは遮るものもなく、男体山、袈裟丸山そして草木ダムも綺麗に見ることが出来る。ここが今回のコースで2つめの絶好のビューポイントである。
鳴神山からの稜線 鍋足沢ノ頭 岳山への稜線
さらにいくつかの小さなピークを過ぎて、鳴神山からの稜線に登りあげると前回同様にクマに囓られて破壊された標識に出る。ここからしばらくの歩きで鍋足沢の頭に到着した。鍋足沢の頭は、鳴神山への登山道の少し脇にあり、その脇からの踏み跡もあり間違いやすい。時間的のちょうど良いのでここで昼食を摂ることにした。ここからもこの山域らしい稜線歩きが続く。やがて鳴神山が手前に大きく見えてくる。鳴神山の裏の肩に降りる手前に、松の木の生えた小さなピークがある。ここが今回のコース3つめのビューポイントである。ここからは登り初めの火打石山から岳山への稜線、そして今歩いてきた鍋足沢の頭からの稜線などが遮るものなく望むことが出来る。ここで今日最後の展望を楽しみ、鳴神山の裏の肩まで降りた。裏の肩からはコツナギ橋方面に降りる。降り始めるとすぐにカッコウソウの再生地があり、やがて道は植林地の沢沿いになる。この沢に下山路は沿っていて、幾度も沢を渡る。場所によっては丸木の橋も架かっている。下りきって林道に出るとそこはコツナギ橋のすぐ脇であった。林道をわずかに進むと駐車した場所に出た。今回のコースはビューポイントもあり、この地域らしい稜線歩きを楽しむことも出来て満足である。
鳴神山裏の肩への下り 鳴神山裏の肩 コツナギ橋
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