今回久しぶりに新潟県の遠い山に登るので、事前情報を集めていた。すると先週の週末に三条市側の下田登山道から登った人の記録にスズメバチに3、4合目付近で襲われたというものが複数あった。そこから1週間では何も解決していないだろうと思い、加茂市側の中央登山道から登ることにした。駐車場はキャンプ場に広いものはあったが、更に奥まで行けそうだったので、平日ということもあり進んだ。最終的には貯水池の登山口よりは奥の広場に停めた。歩き始めは貯水池の橋まで戻り、反対側にある登山口からスタートした。新潟のこの付近の山々と同じで、粘土質の滑りやすい急登をひたすら進んでいく。3合目付近に最初のベンチがあり、麓の景色が望める。さらに進んで、大栃平と呼ばれる4合目から5合目の間に二つ目のベンチがある。ここからも周辺を眺めることができ気持ちの良い景色が広がる。5合目から梯子やロープが連続する粟庭の岩場というところを進む。そして、6合目の粟庭の頭に出る。ここからの眺望は素晴らしい。再び、鎖場や梯子を登り、水場への分岐を経て、粟ヶ岳ヒュッテ(地形図には砥沢ヒュッテとある。)に到着する。ここから見えるピークが粟ヶ岳の山頂と思いきや、さらにもう一つのピークを超えたところに山頂があった。登山口からここまで標高差1000mあり、もうヘトヘトである。最近は加齢による体力低下もあり、このコースはなかなかに大変である。山頂で栄養補給をして下山した。ともかく下りは滑りやすく、その上粟庭の岩場付近は梯子鎖が連続して気が抜けない。下りで大腿筋を酷使して、下山翌日から数日は階段の上り下りが手すりを利用しないと駄目なほどの筋肉痛に襲われた。そんなことを差し引いても粟ヶ岳は素晴らしく、紅葉のp時期にもう一度登りたいと感じさせる山だった。
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