田代山・帝釈山 山頂からの眺め
栃木県日光市、福島県南会津町 田代山(1,971m)、帝釈山(2,059m)
【登山日】 2019年9月26日
【登山コース】
猿倉登山口[5:57]→小田代[7:04]→田代山[7:25]→避難小屋[7:40]→[8:36]帝釈山[9:01]→避難小屋[9:47]→猿倉[11:00]
以前から気になっていたが、アプローチが長いので足が遠のいていた田代山、帝釈山に出かけてきた。前日の夜に登山口に向かって猿倉登山口で車中泊をした。片道4時間ちょっと掛かる実に遠い山である。日光側から林道を伝って直接、猿倉まで来れば1時間近くは短縮されるのだろうが、残念ながら林道は通行止めなので会津西街道で福島県側に入り、舘岩村から入ってくるしかなかった。平日であり、オフシーズンだったので駐車場には1台駐車した車があったが、登山道では誰にも会わない静かな山行だった。やはり来るならば、初夏の植物が花咲く頃が良いのかもしれない。猿倉登山口と大きな看板のある場所からスタートする。最初は樹林の中の登りである。朝日も差し始め、紅葉で色づいた木々がきれいである。少し展望の良いところに出ると下界には朝霧が立ちこめているのか、雲海が見事だった。残念ながらこの近隣の山々にあまり詳しくはないので山座同定はできない。ほぼ1時間ほど歩いたところで樹林を抜けて山頂湿原の始まりである小田代に出る。この付近は尾瀬から鬼怒沼、この田代山と似た雰囲気の湿原が見られる。ここからもうひと登りすると山頂湿原である田代湿原に出る。湿原はもう秋も深まり茶色一色である。雰囲気は鬼怒沼とよく似ており、湿原の先には会津駒ヶ岳も見える。田代山の頂上は湿原の中程にあり、ピークとは思えない感である。木道を帝釈山方面に歩くと樹林の中に避難小屋がある。トイレも小屋も新しく立派なものだった。帝釈山へはここから樹林帯を一旦下り、岩場の登りを再び登り返すと到着する。避難小屋から1時間ほどで着く。ここは周辺に景色を遮るものが少なく絶景である。尾瀬の燧ヶ岳も形良く見える。好天と絶景に恵まれここで30分ほど休憩した。ここから台倉高山にピストンも考えたが、行った道を帰りに同じだけ歩いて戻ることを考えたらいやになり、時間は早いが戻ることにした。帰りは、田代湿原でゆっくりと紅葉や草紅葉を楽しみのんびり下山した。
猿倉登山口 登山口付近の沢 登山道
山頂までの標識 雲海に浮かぶ近隣の山 田代山
小田代 山頂湿原 会津駒ヶ岳
池溏 田代山山頂 避難小屋
道標 アルミ梯子 田代山方面
帝釈山 燧ヶ岳 馬坂峠方向
湿原の紅葉1 湿原の紅葉2 草紅葉
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