鳥海山 鳥海山
秋田県にかほ市、山形県遊佐町
 鳥海山(2,236m)、行者岳(2,159m)、犬拝岳(2,137m)、文殊岳(2,005m)
【登山日】 2019年8月2日
【登山コース】
鉾立[4:48]→尾根渡り[5:09]→賽ノ河原[5:52]→御浜小屋[6:24]→御田ヶ原分岐[6:50]→七五三掛[7:20]→大物忌神社[9:22]→鳥海山[9:49]→大物忌神社[9:22]→鳥海山[9:49]→大物忌神社[10:05]→行者岳[10:49]→犬拝岳[11:02]→文殊岳[11:27]→千蛇谷分岐[11:49]→御浜小屋[12:39]→鉾立[13:56]
前日のうちに鳥海ブルーラインの鉾立大駐車場に到着して車中泊をした。この駐車場は広く、中心に見学施設ビジターセンター、休憩施設稲倉山荘、日本海を望める展望台などがある。私と同じような車中泊の自動車も10台程度あり、残りは稲倉山荘に泊まりのようだった。朝は4時少し過ぎに目覚め、朝食を摂り出発した。駐車場の脇を起点とする象潟口の登山道は、展望台までは舗装道路となっている。ここから見る奈曽渓谷は素晴らしい眺めである。これより、登山道は奈曽渓谷の尾根沿いの石段を歩き、秋田・山形の県境を過ぎたあたりでチシマザサを切り開いた河原沿いに出る。まだ雪が残っているところもある。登山口から続いていた石段は、賽の河原で一旦途切れ、その先から再び始まる。ここから、石段を登り切ると草地の中にガレ場が現れる。緩やかな上り坂の上に御浜神社の鳥居が見えてくる。御浜小屋で吹浦口、長坂道の登山道と合流する。御浜の脇には、カルデラの鳥海湖があり、新山、七高山、それを取り巻く外輪山が絶景である。ここで一休みする。周辺には、ニッコウキスゲをはじめとする高山植物がたくさん咲いていた。御浜小屋から、岩の尾根道をたどり御田ヶ原を進む道は正面に鳥海山を望みながら下って、鞍部の御田ヶ原分岐で鳥海湖の南岸からくる道と合流する。ここから、ややきつい登り、八丁坂(はっちょうざか)が始まる。八丁坂を過ぎると七五三掛(しめかけ)に出る。これより先は千蛇谷コース、外輪山コースに分かれる。以前は、七五三掛が分岐点となっていたようだが、今は千蛇谷コースへの入口は一部崩落したことから通行止めになっており、迂回路として外輪山コースを七五三掛から少し登ったところに千蛇谷への分岐がある。迂回路を通り、千蛇谷に出ると右手に外輪山の絶壁、左手に新山ドーム、正面は緩やかに左に弧を描く千蛇谷の雪渓の展望が開ける。登山道は谷まで降りると最初に雪渓を横断し、新山ドーム側を谷に沿って登る。ここからしばらくは日陰もなく、夏の直射日光に照らされてかなり暑かった。水の消費も激しく、少しバテ気味となりゆっくりと登った。やがて右側にある外輪山の尾根の高さを感じなくなる頃には溶岩のジグザグ道となり、御室小屋へ到着する。ここから岩を登って新山まで行く道がある。後で分かったことだが、こちらから行くよりも御室小屋を越えて行った方が歩きやすかったようである。新山の山頂で記念写真を撮り、御室小屋、鳥海山大物忌神社御本社方面へ雪渓を越えて降りた。帰りは、外輪山ルートにして、小屋から外輪山までひと登りした。登ったところが七高山への分岐点となっていている。外輪山はハイマツの生える尾根沿いの道となり、右手の千蛇谷の展望もすばらしい。行者岳、文殊岳と下り、千蛇谷との分岐で登りの道に合流する。駐車場に着いたとき、出発から約9時間が過ぎており、しばらくぶりのロングウォークとなった。帰りは、大平山荘の風呂で日帰り入浴をして、休み休みしながら家に帰った。
登山口 奈曽渓谷 展望台への登山道
雪渓 賽の河原 雲海と石畳
大平からの合流 御浜神社(小屋) 残雪と雲海
ハクサンシャジン イワショウブ ニッコウキスゲ
御田ヶ原 千蛇谷(せんじゃだに) 御室小屋・大物忌神社(おおものいみじんじゃ)
新山山頂 御室小屋 鳥海山と雪渓
行者岳 御浜小屋への稜線 文殊岳
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