上ノ倉山 日光白根山
群馬県中之条町、新潟県湯沢町
上ノ倉山(2,578m)、セパトの頭(2,373m)
【登山日】 2018年 8月25日
【登山コース】
旧三国スキー場[5:49]→三坂峠[7:05]→1,563m[7:52]→セバトノ頭[9:47]→ムジナ平[9:58]→大黒の頭[10:50]→[11:04]上ノ倉山[11:23]→セバトノ頭[12:08]→三坂峠[13:51]→登山口[14:47]
ついに ぐんま県境稜線トレイルが全線開通した。といっても新たに切り開かれたのは、三坂峠から白砂山の区間だけである。一昨年、赤湯から佐武流山に登ろうとしたときに以前開削された道が藪に覆われ残念ながら歩くことが難しかった。今回のこの新たな区間もアプローチが悪く、公共交通機関がほとんど利用できない。その上途中に山小屋もなく、一般登山者にとって歩きづらいコースである。したがって、今後手入れが入らなければ苗場山-佐武流山の二の舞になってしまう恐れがある。そこで暑くてこのつらい時期に標高も低いこのコースを歩いてみることにした。スタートは旧三国スキー場後から歩き始めた。最初は沢沿いで道はかなりぬかるんでいる。その上昨夜の雨のせいか木の葉も草も濡れていてすぐにズボンも濡れてきてしまった。渡渉点の前には丸木橋とあったが、今は全く存在せず、石を選んで渡った。その先から道の傾斜が増し稜線に出る。稜線に出ると風もあり気持ちがいい。その先で三坂峠分岐に出る。ここから開削された道に出る。入り口には注意書きが付けられている。道はとても広く刈りはらわれていて実に歩きやすい。この道を切り開かれた人たちの苦労が偲ばれる。ありがたいことである。今回の歩いた中では1か所1,768m峰手前の急登がヒノキの根が張り歩きづらかったことを除けばとても歩きやすかった。ただあまり人の入っていない山域なのでクマが心配で、クマ鈴を鳴らして歩いた。左に四万方面の栂の頭、コシキの頭などを眺めながらアップダウンを繰り返し進む。天気は安定せず、日がさしたり時々小雨が降ったりである。1,840m付近では笹原が広がり気持ちがいい。途中には藪漕ぎの時代につけられた標識の残骸(ほとんど判読不能)も見られた。セバトノ頭を乗り越した鞍部が、ムジナ平と呼ばれる広い場所である。多くの人たちはここにテントを張っているようである。その先の登りがきつく、急坂を登ると大黒の頭にでる。そこから僅かで上之倉山に到着する。ここにも藪漕ぎ時代の青の標識があった。ここまでで5時間ちょっとである。もしも野反湖方面にうまい交通機関があれば、白砂山まで行き縦走できるのだが、残念ながら、調査不足で無理である。ここで昼食を摂り、来た道を引き返した。このコースは思った以上に展望もよく、よく整備されていて素晴らしいコースである。もう一度秋に歩き、今度は突き抜けたいものである。
旧三国スキー場登山口(353号線終点) 沢沿いの道 渡渉点
稜線から北側の眺め 登山道 三坂峠分岐
榛名山遠望 切り開かれた登山道 切り開かれた登山道2
1,563m峰付近から北側の眺め 1,768m峰手前の急登 1,768m峰から南側の眺め
切り開かれた登山道3 1,840m付近の笹原 「あるこう会」とだけ読める標識
上之倉山 苗場方面の遠望で見えた電波塔 大黒の頭から見た上之倉山
上之倉山山頂 忠次郎山方面 西沢の頭?
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