虚空蔵山・太郎山 虚空蔵山
長野県上田市 虚空蔵山(1,076m) 、太郎山(1,164m)
【登山日】 2018年5月20日
【登山コース】
登山者用駐車場[7:40]→座摩神社[8:01]→兎峯[8:58]→虚空蔵山[9:30]→積城跡[9:50]→西峠[10:40]→太郎山[11:04]→虚空蔵山[12:01]→のぞき[12:20]→鳥小屋山[12:28]→鉄塔分岐[12:46]→座摩神社[13:26]→駐車地[13:39]
昨年見た上田スカイレースのパンフレットに高度感のある気持ちよさそうな写真が載っていた。この場所に行ってみたいな思っていたが、春になりやっと実現した。太郎山にはかなり以前に塩田平の独鈷山などと一緒にまとめて登ったことがあったが、パンフレットのような場所はなかった。スカイレースのHPを見るといろりろなコースがあり、どこと特定はできないが虚空蔵山方面らしいと分った。しかし、どこにあるかは不明のまま登山に出かけた。まずは目的を果たすために座摩(ざますり)神社から虚空蔵山を目指して登ることにした。登山口は新幹線トンネルの入口付近という頼りない情報のみで行ったので、少し迷った。最初は小学校脇から入った場所に神社入口と駐車地を見つけたが、登山者専用駐車場は新幹線高架の下あたりなようなのでそちらに駐めた。ちょっと道に迷ったりしながら座摩神社まで登った。下には上田の町が広がりその向こうに独鈷山も見えた。ここから送電鉄塔を経ていよいよ斜面も急になり、登山らしくなる。ある程度標高を上げて周りの景色が少し見えてくると左側にゴーロが広がっているのが見えた。樹木に囲まれた山の中に河原のように大きめの石が谷伝いにたくさんある。珍しい景色である。神社から1時間ほどで虚空蔵山と兎峰の分岐にでる。一旦脇にそれて兎峰に向かう。やせた細い岩尾根が兎峰のようで、ここがどうもパンフレットで見た景色のようだった。パンフレットはここを駆け上がるように走る姿だったので、登山道とはコースが違ったが、後でレースを調べてみるとスカイレース用に設定したものがあるようでここが正解だった。来る前に予想していたものより、尾根は細く高度感がある。ちょっとおびえながら先端部まで降りていった。先端からの上田市の眺めは最高で、実に気持ちがいい。帰りも慎重に歩き、虚空蔵山への登山道に復帰した。虚空蔵山の山頂は、まわりに遮るものがなく眺望は最高である。丁度つつじも満開で気持ちがいい。これでほぼ目的は果たしたのだが、これではせっかく遠くまで来たのに物足りないので、太郎山まで往復した。太郎山の山頂は多くの市民で賑わっていた。その上、太郎山から北アルプスを眺めると白馬から鹿島槍まで素晴らしい眺めだった。虚空蔵山まで戻ったところで、同じ道を戻るのは退屈だったので、更に北側に縦走路を進み、急傾斜のアルプス展望台を経て、高津屋城跡などを通り、送電巡視路に沿って神社まで戻った。天気に恵まれたせいもあるが、太郎山周辺は眺望も素晴らしく、コースも変化に富み、実に楽しい山である。
  
登山者用駐車場 座摩神社送電鉄塔
  
ゴーロ兎峰 兎峰先端部からの眺め
  
兎峰を先端部から見上げる虚空蔵山 虚空蔵山のつつじと太郎山への稜線
  
北アルプス積城跡(接城) 太郎山への稜線
  
西峠太郎山山頂 山頂から北アルプス
  
鹿島槍ヶ岳アルプス展望台 坂城方面の眺め
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