三峰山 三峰山
栃木県栃木市、鹿沼市 標高 605m
【登山日】 2018年1月6日
【登山コース】
御嶽山神社[9:37]→清滝不動[9:54]→御嶽大神[10:23]→奥の院[10:52]→剣ヶ峰[11:18]→権現山[11:29]→分岐[11:37]→[11:53]三峰山[12:10]→駐車地[12:55]
谷倉山に続いてその向かい側の三峰山に登るので、車で御嶽山神社の登山者用駐車場まで移動した。この三峰山については、登山口と信仰の山であることしか知らずにスタートしたので予定していたコースとは反対回りに行きかけた。今回この油断が実はとても危険であったことに下山していろいろな情報を得てから気がついた。駐車場南側の林道を進むとどうも方向が違うことに気づき、神社に戻り北辰ヶ岳御嶽山の案内板で確認してから再スタートした。最初は整備された階段を登り祖霊殿へ、林の中を進むと清滝不動へ、再びコンクリート造りの階段を経て林の中を登ると普寛堂に到着する。普賢堂からは荒い石垣のような石段の急坂を登る。左にはたくさんの石碑や祠が並び、いかにも信仰の山と思わせる雰囲気である。やがて溝状の石段から開けた岩場に出るとそこが御嶽大神のようで、案内板には御嶽大神御岩戸の大岩、阿留摩耶山、三笠山、奥の院などがあった。大岩への鎖場や阿留摩耶山への登りなどは、修験道などでよくある修行のためのいかにも危ない岩場だったのでもちろんパスである。このような高度感のある場所は元々苦手だし、正月で自重が十分に増えていて無理である。降りてからの情報によれば、この付近は過去に事故も多発しており、かなり危険なようだった。ここから奥の院に行くのも岩場の巻き道で切れ落ちている。つまずかぬように慎重に通過した。その後は樹林帯に入り、危険はなく稜線にぶつかった。ここから右に烏帽子岳方面に進むと奥の院がある。奥の院からは冬枯れた木々の間から少し展望があった。その後は再び稜線の分岐まで戻り、稜線上を南に向かって進む。途中から採石場の立入禁止のロープや柵などが現れる。この日は作業をしていたようで機械音と時々発破をかけた爆発音が聞こえていた。ここは秩父の武甲山とよく似ている。信仰の山と採石場の自然破壊という組み合わせはそっくりだ。アップダウンを繰り返しながら稜線を進む。途中のピークはそれぞれ剣ヶ峰、権現山と名前がついているようだった。権現山の分岐を見ると下山方向に切れ落ちていた。これまた危険と思い目的の三峰山三角点峰に向かって更に稜線を進んだ。どんどん進んで踏み跡がはっきりしなくなったのでGPSを確かめると三角点峰のかなり先までいってしまったようだった。戻り辺りを探すと山頂標識と三角点のある場所に出た。そこは笹藪の中にあり、すぐ横には進入禁止の柵まであった。ここで昼食休憩とした。帰りは分岐まで戻り、倶利伽羅不動の横を降りた。この下りもかなり急峻である。下に降りてからの案内板で知ったのだが、鍾乳洞の入口があったらしかったが気づかなかった。今回この山に関して危険な場所はすべて回避したが、油断せずきちんと下調べしてから登る方が見逃しはないし、危険も避けることができると感じた山歩きだった。
  
御嶽山神社 円形のしめ縄 清滝不動普寛堂の上の石段
  
御嶽大神付近の岩場御嶽大神御岩戸の大岩への鎖場 阿留摩耶山への道
  
切れ落ちた岩場の巻道から見た烏帽子岳稜線の分岐 奥の院
  
採石場の稜線採石場 権現山付近から見た谷倉山
  
三峰山山頂標識倶利伽羅不動 北辰ヶ岳御嶽山の案内板
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