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3連休は雑事に追われて遠出をすることができなかった。最終日に時間ができたので今年は1度も足を運んでいない谷川連峰に出かけることにした。さすがに谷川岳は3連休であり、紅葉シーズンの真っ盛りなので敬遠して白毛門に登ることにした。家を出た時から空は雲に覆われ天気は良くない。これはハズレで、単なるトレーニング登山となってしまうのかとあまりテンションが上がらない。登山口につくと駐車場はかなり一杯だが、櫛の歯が欠けるように駐車余地がある。どうやら早朝出発は少なく、昨日から泊りで馬蹄形縦走でもしている人たちの車が多いようだ。久しぶりの白毛門の登りは相変わらずキツイ。陽は出ていないが、少し蒸し暑く汗が噴き出してくる。しかし、真夏の登山よりは楽で、思ったより早いペースで進むことができる。登り始めてすぐの地点で木が根ごと抜け倒れていて、登山道が崩落している場所があった。危険はないが歩き辛い。1時間ほど登り、1,200m地点で1本入れる。次に松ノ木沢の頭でもう1本入れた。ここまで来ても空は雲に覆われ全く展望はきかない。それでも1年ぶりの白毛門なので山頂を目指す。山頂手前まで登ったところで突然日が差し、周りの雲が消えてきた。いままで霧の中を歩いて来たので、谷川岳も新鮮にきれいだし、白毛門から笠ヶ岳にかけての稜線の紅葉も鮮やかである。山頂ではお腹一杯になるほど展望と紅葉を楽しんだ。昨年は10月10日に白毛門に登ったが、そのときと比べて今年は山頂付近の紅葉は早く、鮮やかでちょうど見頃である。期待をせずに登った分山頂の景色はご褒美のようでとても楽しい登山となった。
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