蓬峠・清水峠 帝釈山、女峰山
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町、南魚沼市、七ツ小屋山(1,674m)
【登山日】 2015年9月5日
【登山コース】
白毛門駐車場[7:34]→巡視小屋[8:24]→白樺避難小屋[10:23]→蓬峠[11:25]→七ツ小屋山[12:09]→[12:44]清水峠[13:01]→白樺避難小屋[14:45]→巡視小屋[16:03]→駐車地[17:00]
夏もお盆以降天気に恵まれず、どこにも山登りに出かけることができなかった。この土曜日は久しぶりに天候も良いとの予報なので出かけることにした。相変わらずどこに行くのかは前の日にも決まらない。やがて面倒になり、手近な山で済ましてしまうことになる。あまりに低山はまだ暑くて行く気になれない。しかし、手頃な谷川岳、武尊山はここのところ登っている。遂に行く当てもなく家を出て、北に向かい結局土合方面に行ってしまった。谷川岳はない、白毛門もない、では中を取って湯桧曽川沿いを歩いて蓬峠越えをしようと遂に決定して歩き始めた。いつものように、今日の歩行計画をtomoさんにメールした。一人歩きの最低の要件だけは満たしておく。白毛門登山口の駐車場に車を停め歩き始めるが、久しぶりの天気のせいか、すでに満杯に近い。湯桧曽川の橋の袂から入るのだが、いきなり立入禁止の札とロープが係っている。(進入禁止ではない)7月末の集中豪雨のせいかもしれないと思い、取り敢えず入り、行けるとこまで行ってみようと進む。結果は、何も問題なく歩くことができた。JR巡視小屋までは川沿いのほぼ平坦な道を進む。そこから武能沢までもそれはどの起伏はないが、草が深かったり、川の縁を通過したりして少し歩き辛い。武能沢を渡渉した所から傾斜が増し、山登りぽっくなってくる。ジグザグにに登り高度を上げていく。この辺りで何度もヘリコプターが清水峠方面を往復している様子だったが、標高を上げて全貌の見える地点まで出ると、どうやら鉄砲尾根の送電鉄塔付近に資材を運搬していたようだった。この辺りの送電鉄塔には北側からの風よけのためか、大きな板塀が設置されていた。白樺避難小屋に出ると清水峠方面もよく見えJRの赤い三角屋根も確認できた。ここで清水峠方面と蓬峠方面に分岐する。さらに登り上げ、振り返ると白毛門、朝日岳が大きく見えた。この辺りにはまだまだ花が残っており、ニッコウキスゲ、オオバギボウシ、シシウド、リンドウなどが見られた。やがて笹原に切り開かれた道になると馬蹄形縦走の縦走路に出る。気持ちの良い笹原を歩くと蓬ヒュッテに出る。ここから新潟側に降りて土樽から電車で帰るつもりだが、まだ時間に余裕がありそうなので七ッ小屋山まで往復しようと歩き出した。群馬県側は晴れているのだが新潟県側は霧に覆われ視界がない。まさに分水嶺となる尾根を歩いている感じである。これでは新潟側に降りてもつまらないので、清水峠を回り土合まで戻ることにした。蓬峠から清水峠までは気持ちの良い稜線歩きである。清水峠の景色は何度見ても山らしくて素晴らしいものである。ここで昼食を摂った。ここから白樺避難小屋までは旧道を歩くのだが、崩落している場所が多くとても歩き辛い。傾斜はあまりないのだが距離が長い。さらに白樺避難小屋から登山口までも長くほとほと疲れ果ててしまった。以前に白毛門、朝日岳方面から登り、清水峠から戻った半馬蹄形縦走を思い出した。そのときも帰りは長く辛い歩きだった。疲れはしたが谷川岳の稜線歩きの気持ちが良いこと。今度は秋の天気の良い日に馬蹄形縦走がしたものである。
一ノ倉沢分岐 JR巡視小屋 川沿いの道
蓬峠への登りはじめ 送電鉄塔 白樺避難小屋
武能岳方面 ニッコウキスゲ、オオバギボウシ 朝日岳
武能岳からの縦走路 蓬ヒュッテ 雲の中の大源太山
七ッ小屋山山頂 JR監視小屋 白崩避難小屋
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