唐松岳 八方池
長野県白馬村 富山県黒部市 八方山(1,973m)、唐松岳(2,695m)
【登山日】 2013年7月30日
【登山コース】
黒菱平[6:34]→第3リフト上部[6:42]→八方池山荘[7:15]→八方池[7:57]→丸山[9:07]→頂上山荘[9:50]→[10:08]唐松岳[10:18]→八方池[11:35]→第3リフト上部[12:20]→黒菱平[12:32]
夏休みを取ることができたので遠くの山に出かけることにした。天候は回復傾向だったので北アルプスの唐松岳に出かけた。前夜2時に家を出て、高速を使わずに鳥居峠を越えて長野市、白馬村と走った。アプローチに4時間を見ていたが、黒菱平には3時間ちょっとで到着した。今回は事前調査で、ゴンドラリフトを利用するよりも黒菱平からのリフトを利用する方が安くて済むので、黒菱平まで登った。早く到着すればリフトの運行が6時30分からなのでリフトは利用せずに歩いて登るつもりだったが、天候は一向に回復せず濃霧で雨降りだった。一気に気持ちが萎えてリフト運行まで一眠りして天気の回復を待つことにした。リフトの始発を知らせるベル音で目覚めて外を見ると雨は降っていなかったが濃霧であった。もしも近場の山だったら諦めて帰るところだったが、折角遠路来たのでカッパを着て登ることにした。とりあえず黒菱第3リフトの往復のみ購入して出発した。リフトの足元にはシモツケソウをはじめ高山植物は咲いていたが景色は何も見えない。第3リフト上部駅からはグラートクワッドリフトには乗らず歩いた。濃霧の中で正しい方向に登っているのかハッキリしなかったが、ときどきクワッドリフトの音が確認できどうにか上まで登れた。少し霧は晴れてきたが、それでも展望は全くなかった。今回は眺望はあきらめ高山植物を堪能することに徹するしかなさそうだった。
黒菱リフト上部降り口 ニッコウキスゲ 八方池山荘
八方尾根 キバナノカワラマツバ ハクサンシャジン
クガイソウ 雪渓 八方ケルン
八方ケルンまでは木道の方を歩いた。木道沿いにはまだたくさんの雪が残っているところもあり、ユキワリソウが咲いていた。八方池から先が登山者の領域のようだったが、早朝のためほとんど人影はなかった。八方池は帰りに寄ることにして先に進む。八方池の先の岩場から樹林帯となりいろいろな植物も目につく。コバイイケイソウやニッコウキスゲ、マツムシソウなどが咲く花畑もあった。その先からは扇雪渓に沿った道を登る。途中にはシラネアオイの群生もあった。少し傾斜の緩んだところに丸山ケルンがあるが、いちだんと霧が濃くなってきた。
八方池 ダイモンジソウ マツムシソウ
八方池2 ハクサンタイゲキ 花畑
シラネアオイ ハクサンチドリ ゴゼンタチバナ
丸山から先は一部崖沿いの道もあり、ロープや鎖が設置されていたが、特に危険とは思えなかった。1時間弱で丸山から頂上山荘に着いたが、ガスに覆われ全く眺望はないので休まずすぐに唐松岳を目指しピークハントした。山頂ではおにぎりを食べて昼食としたが、濃霧と強風で寒くて長居はできなかった。この山は北アルプスの入門の山などとガイドブックに紹介されているせいか。会う人は年輩の方と小さな子供が多いようだった。下りは霧の中一気に下りたが、八方池で東京の中学生団体と遭遇してしまい。そこから先は大渋滞となってしまった。やはり八方池から下はハイキングの領域のようだった。こんなにひどい天気は数年前に登った蝶ヶ岳以来だった。これはもう一度リベンジしたい。今度は五竜岳と合わせて1泊で登りたいものである。
チングルマ 丸山ケルン 危険個所?
唐松岳頂上山荘 唐松岳山頂 キヌガサソウ
八方尾根下り シモツケソウ 黒菱第3リフト下り(登りより天候は少し回復)
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