赤沢山(土合) 赤沢山
群馬県みなかみ町 標高 1,328m
【登山日】 2013年3月9日
【登山コース】
土合山の家[7:00]→取付き[7:18]→[7:52]休憩地点[8:05]→ブナ平[9:40]→[10:28]赤沢山山頂[11:04]→土合駅[13:00]
ここのところ何度か計画したが、天気に阻まれていくことのできなかった土合駅西側にある赤沢山に登ってきた。先月登ろうと計画し湯桧曽まで行ったが、あまりの悪天候に撤退をして以来、天候に恵まれず宿題となったままだった。今回は天気も回復傾向で期待できそうだった。前回道路は雪に覆われホワイトアウトしていたが、今回は道路自体に雪もなく土合駅まで順調に来た。すでに土合駅の前には数台の自動車が駐車されていたが、まだスペースに余裕があった。早速車を停め身支度をして出発した。予定は土合山の家の裏手から登るつもりで、スノーシューを抱えて山の家まで歩いた。ここでスノーシューを装着しようとして問題が起きた。ここ数年スノーシューを使っていなかったので気が付かなかったが、装着用のベルトが劣化して千切れてしまった。これでは歩けないので、車に戻りワカンに変更した。このワカンも今まで使っていた木製のものが最近壊れ、奮発して買ったアルミ製の新品である。再び山の家まで歩きいよいよ出発である。このトラブルで30分ほど無駄にしてしまった。山の家の裏手にはガードレールのある道があるが、ほとんど雪に埋まっていた。ネットで得た情報では、ここを登り堰堤を渡って尾根に取り付くというコースが多かったのでそのコースで行こうと考えていた。しかし、林道にある踏み跡は堰堤より手前の少し雪崩れた急斜面に取付き上に登っていたので、これを利用する方が楽だと思い、このトレースにしたがった。したがって、登ったコースは途中GPSが電池切れで軌跡が消えてしまったが、ほぼ上の地図のコースを歩いた。
土合駅 土合山の家 取付の雪崩れた急斜面
急な登り尾根 赤テープ 天神平方面
急斜面の上は、傾斜は急だが尾根の登りとなっている。ときどき踏み抜いてしまうこともあったが、トレースに従って歩くとどうにか登っていくことができた。天気も雲が流れ青空がのぞいてきて期待できる状態になってきた。しかし、尾根上は北からの風が強く少し寒かった。右側の谷に平行して登っていくと雪庇が現れてきた。ここのところの暖かさのせいか割れ始めているところも目につく。これを避けて尾根の樹木の傍を通ると今度は踏み抜くことが多くなり歩き辛い。高度も上がってきたところで雲も飛び、反対側に天神平、谷川岳本峰がきれいに見えてきた。この景色はまさに雪山の楽しみである。また高度も上がり雪もしまってきて歩きやすくもなってきた。やがて小ピークに達した。ここが土合橋方面の尾根から登ってきた尾根との合流点のようである。ここから先は地形図で等高線の緩んだブナ平と呼ばれるところのようで尾根が広がり平坦である。先にはいよいよ赤沢山の山頂も見え、後ろには白毛門方面も見える。天気も良く絶好の展望だ。右側に広いスキー場のような斜面の広がる稜線を山頂に向かって登っていく。幾度も周りの景色を振り返り楽しみながらの登りである。
雪庇 ブナ平 子持山
谷川岳 白毛門 山頂手前
やがて到着した山頂は丸いピークで山名板は3つ付いていたが、2つは文字が消え去りただの板となっていた。山頂付近の木の低い位置に着けられたもうお馴染みの「すかいさん」の山名板のみが赤沢山と判読できた。天気は最高で、先ほどまで吹いていた北風も少し収まってきた。山頂からは谷川岳、天神平、子持山、武尊山、至仏山、白毛門方面への稜線と360度の大絶景である。お湯を沸かしラーメンを作りながらこの景色をゆっくりと楽しんだ。帰りは土合橋方面や当初登りに予定したコースも考えたが、無難に来た道を戻った。しかし、このコースを下るのは思ったよりも大変で、小ピークから先は急な斜面のため雪ごと滑ったり、踏み抜いて脱出に難儀したり大変だった。特に最後の急斜面は危険なのでワカンを外して降りたので、わずかな距離だったがその後の林道歩きが大変だった。降り着いたときには気温が高く汗だくとなっていた。幾度かチャレンジを阻まれたが最後は絶好の天気に恵まれ最高の雪山歩きとなった。
山頂より南側の眺め 武尊山 至仏山
白毛門方面への稜線 すかいさんの山名板 赤沢山山頂
TOP 記録 2013 群馬の300山
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