幕岩岳 幕岩岳
みなかみ町 標高 1,342m
【登山日】 2012年11月5日
【登山コース】
林道入口[7:17]→粟津水路橋[7:28]→林道終点[7:39]→尾根取付き[8:26]→[9:19]鉄塔48号[9:29]→鉄塔49号[10:04]→山頂[10:31]→[10:41]稜線直下[11:15]→林道入口[13:00]
平日の休みではあるが、遠くに出掛けるには天気が期待できないので、未踏の300山から幕岩岳を選んで登った。この山の記録はネット上には見つからず、『群馬300山』のガイドだけが頼りである。しばらく前に登った高平山の近所なので水上から藤原ダム方面を目指し粟沢の信号を左折し、しばらくでガイドの通り公衆トイレがありその先に林道入口となるキャンプ場の看板がある。車は林道を入ってすぐあるキャンプ場へのゲートの手前が二股の道になっていて、少し広いのでそこに停める。支度をして、キャンプ場の入口ゲートを通りスタートする。すぐにバンガローのようなものはあるがここは老朽化していてもう使われていない感じである。歩いて行くといぶ臭く、ビニールの燃えたような匂いが辺りに漂う。キャンプ場の真ん中でゴミを燃やしたようでまだ燻ぶっていた。道は奥に続いており進んでいく。5分ほどで今度は営林署のゲートが現れる。林道は川沿いに奥に続いており、今年は紅葉が遅いのかこの辺りでもちょうど見頃である。さらに進むと上には粟津水路橋が現れ、これを潜ると林道は二股に分かれる。左側の川沿いに行くのが正解である。川が道から近く、この辺りの川は岩の上を流れる滑滝のようである。道は『群馬300山』の記述通りの営林署の看板と石祠が2つある林道終点に着く。ここら辺は植林地で、伐採されたばかりのようだった。
キャンプ場入口ゲート 紅葉1 粟津水路橋
林道終点 送電鉄塔への案内板 川沿いの登山道
林道終点から先は川の中の道になり、幾度か渡渉して右岸左岸を行き来する。道は刈り払われ、東電の送電鉄塔への案内板も多く見られ分かり易い道である。水量も少ないので渡渉も楽である。ここら辺の『群馬300山』の記述は正確な描写で、そのままの光景が続く。尾根の取付き点と思われるあたりから川を離れ、道は急な登りとなる。ここから48号鉄塔までは息つく間もなく登り続ける。きれいな紅葉に慰められながら登る。鉄塔48号に出たところで景色は開け周辺の山々が見えてくる。ここでゆっくりと休憩をとる。
川の石に赤ペンキで道案内
(ここは直進の方が良い)
尾根の登り ゆるい梯子
鉄塔48号 梯子が下に落ちロープによる登り 痩せ尾根の梯子
鉄塔48号から先が、ガイドでは難所のようであった。登り始めるとすぐに岩場に梯子があった。しかしこの梯子の上の方が下に滑り落ちたために、鉄のワイヤーロープの周りが青いビニールでコーティングされたものが下がっている。(ロープはすべてこのタイプである)ここを登るとその先は宙に浮くようにスケルトンの梯子と網ネットの道が痩せ尾根の上に掛けられている。なかなかスリルのある道である。このコースは送電巡視路を思いっきり利用しており、これがなかったら、ここを進むのは無理である。梯子と網ネット、ロープの続く道を登ると幕岩岳の岩壁基部にぶつかる。ここは右に巻く道があり、先に長いロープを使って土の急斜面を登るところも続く。最後は岩の道を横切って進む。この道も巡視路のために岩を削って作ったのかもしれない。さらに進むと下りになり鉄塔49号がある。最近降った雪が道にはある。宝川林道方面に鉄塔は続いており、尾瀬の至仏山や上越国境の山々が雪で覆われ白く見える。幕岩岳の山頂は先ほどの下りの手前から薮に分け入るようだった。戻って薮を漕ぎ、もっとも高い地点と思われるところに行き、一応山頂とする。GPSを忘れてしまったので正確にどことは分からなかった。薮の中に赤テープもあったので、ネットには記録はなかったが登っている人がいるようだった。薮から稜線に戻り、日溜まりでゆっくりと昼食休憩をとった。天気は予報とは異なり、日差しがあり暖かな日となった。幕岩岳は紅葉も見ごろであり、スリルもあり、意外に面白いコースである。先に進むと林道歩きが長そうなので、帰りは来た道を戻った。
網ネットの道 幕岩岳の岩壁基部(ここは右に巻く) 稜線直下の道
鉄塔49号 至仏山 山頂から見た鉄塔49号
TOP 記録 2012 群馬の300山
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