加波山 加波山
茨城県桜川市、石岡市 標高 709m
【登山日】 2012年2月28日
【登山コース】
加波山神社(1合目)[10:23]→5合目[10:58]→加波山神社拝殿[11:36]→[11:46]加波山神社本殿(山頂)[12:10]→加波山神社(1合目)[13:08]
筑波山を下山してから登山口である加波山神社真壁拝殿に向かう。ナビゲータでついた場所にはちょうど完成したばかりの色鮮やかな拝殿があった。向かい側に駐車場があり、関係者以外は駐車禁止とあったが、平日でもあり、山頂の加波山神社に詣でるのだから関係者ということでここに停めさせていただいた。ここからしばらくは舗装道路の車道が続き余り山歩きとはいえない。正面にはこれから登る加波山、右手には先ほど登った筑波山が見える。しばらく進んだ2合目の加波山不動(寝不動尊)から登山道に入る。右に行くと3合目を通り採石場の舗装道には入り、左は5合目で同じ道に合流するようだったので、できるだけ登山道の長い左側に入った。登っている途中で地鳴りのするような音がした。何かの工事かと思ってしばらく登っていくと今度はサイレンの音がした後、爆発音がした。採石場に近づいて分かったのだが、この加波山の斜面には御影石の採石場があり、武甲山などと同じように爆破して採石していたのだった。武甲山といいこの加波山といいなぜ信仰の山を破壊していくのか疑問に思ってしまう。
加波山神社真壁拝殿 加波山 筑波山
加波山不動 登山道1 採石場
5合目で採石場脇のコンクリート舗装の道に出る。この辺りには不法投棄の電化製品が散見される。山を破壊してしまうとこんな風になってしまうのかとも思ってしまう。余り見たくない景色である。その先から再び山道に入る。7合目の山椒魚谷を経て、9合目手前で営林署の管理道路を渡る。しばらくで9合目加波山神社拝殿に到着する。ここにはいくつかの建物があるのだが、拝殿の横には手書きの張り紙があり『真壁町や加波山山頂にて加波山神社名を不正に使う神社がありますので注意してください。加波山神社には本宮・親宮は存在しません』とあった。下山後ネットで見てみると加波山神社と加波山三枝祇神社があるようで少し揉めているようだった。ここから尾根沿いに登るとたばこ神社、本殿とあり、この本殿が一番高く頂上にようだった。ここにも先客や後から登ってくる人もあり、平日なのに賑やかな山頂だった。ここからは下の平地がよく見え、燕山の電波塔も見えた。ここで休みながら昼食を摂った。
不法投棄された電化製品 採石場沿いのコンクリート道 登山道2
7合目、山椒魚谷 営林署道路 拝殿付近の鳥居
帰りはさらに尾根を進み、加波山三枝祇神社の建物が建っている方に行った。こちらは昨年の震災の影響か狛犬や石塔が倒れまだ復旧がなされていないようだった。加波山は2つの神社があるせいか、あるいは古来からの信仰があるせいか、あらゆる所に人工物が氾濫していて登山意欲の削がれる山である。その上採石場で山が削られ悲惨な山だと思う。下山はそのまま進み、登りと違うコースを降りて加波山神社真壁拝殿の駐車場に戻った。以前に登った奥武蔵の山もそうだが、都市に近かったりする平野部の山は荒れていて余り面白いものではないようだ。
加波山神社拝殿 山頂へ登り 加波山神社本殿(山頂)
燕山の電波塔 下山の登山道1 下山の登山道2
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