元清澄山 房総の山々
千葉県君津市、鴨川市 標高 344m
【登山日】 2012年1月7日
【登山コース】
三石山観音[9:27]→清澄分岐[11:02]→元清澄山[11:21]→三石山観音[12:43]
正月休みで帰っていた息子と急遽房総に出かけることになった。息子は蝶々取りも趣味だが最近は木の種類や樹林に興味がある。現在住んでいる関西の山に木を見に出かけているようで、年末には紀伊半島の南部を見てきたらしい。そこで帰省した帰りに、千葉にあるtomoさんの実家に寄り、房総半島の清澄山周辺に東大の実習林があるので見てみたいと計画していた。そこで我々も途中まで付き合いその後は分かれて観光をする計画となった。渋川を朝5時に出発し、アクアラインを経て高速で一気に君津まで走った。途中、食事をしたり、海ほたるで休んだりしたが4時間ちょっとで到着した。今回、息子は三石山観音から清澄寺まで縦走し、私は元清澄山まで息子と一緒に行き、その後、三石山観音に戻り、tomoさんと自動車で清澄寺へ向かうという計画でスタートした。参道途中の擦り切れた階段を登るといよいよ山道となる。房総は温暖で、典型的な照葉樹林で群馬とは違いこの真冬でも緑の葉に覆われていた。登山道は痩せた尾根の一本道で迷うことはなく、標高差5m程度のアップダウンを繰り返す単調なものだった。その上緑の葉に覆われ周辺の景色もほとんど見えなかった。正直あまり面白い山ではない。しかし、樹林のことに詳しい息子の解説を聞きながらの歩きはなかなか興味深い。色々な気候条件からモミ・ツガの巨木が多くあまり見たことのない景色である。この元清澄山は千葉県第2の高峰で標高は344mとのことだからほとんど高い山はないようである。木の間から見える周辺の山々は沖縄の北部で見た景色と少し似ていた。道はやがて関東ふれあい道の清澄寺からの道と合わさり、痩せた尾根を登ると元清澄山山頂に出る。ここも展望はない。三石山観音でtomoさんが待っているのですぐに折り返して帰った。行きは息子と樹木の観察をしながら歩いたので時間はかかったが、帰りは1時間ちょっとで戻った。ここからゆっくりと清澄寺に移動すると予想より早く息子は清澄寺に到着した。息子によれば元清澄から先はほとんどが林道歩きだったようで、樹林としての面白さは元清澄山周辺が一番良かったとのことだった。この後、息子を最寄の駅まで送り、我々は白浜の宿に向かい翌日は観光を楽しんだ。
登山口 木漏れ日の登山道 ちょと開けた景色
イイキリ 痩せた登山道 郷台畑分岐
モミ・ツガ樹林 山頂への痩せ尾根 山頂
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