千ヶ平 千ヶ平
群馬県下仁田町 標高 1,157m
【登山日】 2011年12月11日
【登山コース】
駐車地[8:07]→林道分岐[8:41]→稜線[9:51]→[10:13]千ヶ平[10:27]→林道[11:19]→駐車地[11:36]
デジカメをなくしてひどい目に前回はあったが、通販サイトでほぼ同型のものをすぐに購入して早速今週も山歩きに出かけた。デジカメ本体だけでなく、SDカード、Eneloop電池、カメラケースなどもすべて揃えたのでかなりの失費になってしまった。自分の過失なのでまあ仕方がない。今回は前回に続いて『群馬300山』から未踏の山として千ヶ平を選んだ。ネット上には物語山や毛無岩などと合わせたルートの記録が多く見られたし、『群馬300山』でも毛無岩から縦走している。しかし、これらのルートは危険箇所も多く私の力量では厳しいと思われたので、実現可能性の高い三ツ瀬から千ヶ平にだけ登るルートにした。自宅からは高速道路で下仁田ICまで行き、そこからは254号線を走った。サンスポーツランドの入口を過ぎ次の分岐を旧道方面に入り、三ツ瀬で橋を渡り右の山の方に入った。途中に『天神平グランドゴルフ場』の看板があるのでそちらに入ると奥に草に覆われて車のお腹は草で擦ってしまうような林道がある。車はノーマルな軽自動車なので躊躇するがゆっくりと入ってみる。草深いのは最初の30mほどでその先は舗装されていて草もそれほどでもなかった。それでもゆっくりと進むと後ろからハンターと思われる4WDの車が3台ほど入ってきたので脇によけ道を譲った。その先に進むと雨で削れて溝状になっている場所もあり、不安になって少し戻って広くなっている場所に駐車することにした。このとき先のハンターの仲間の軽トラックが林道を上がってきた。ここでお互いの情報交換をした。私もこれから登るコースを相手に知らせることで危険を避けたいし、相手もどこに行くのか知りたがっていた。この時期にあまり人の入らない山に入るのは登山自体の危険とこのような狩猟者との危険もある。
雪と浮き石で歩き辛い林道 物語山 林道から沢への分岐(写真奥に向かう)
溝状の沢を上部から見た 稜線にあった脚立 稜線南側の眺め
林道は比較的整備されていて最初は歩きやすかった。しばらく歩いたところで先のハンターの3台の車が路肩に脇の空き地に停められていた。その先まで進むとハンターの情報通りもう自動車では進めない状態の林道となっていた。さらに登っていくと林道は傾斜を増し、その上雪にも覆われ石のゴロゴロした道となる。実に滑って歩き辛い。30分ほど歩いて林道が右に大きくカーブするところで涸れた沢のような道と交差する。(この沢のようなものが皆さんが言う林道なのだろうか?)林道はこの先にもあるがこの辺りの斜面が伐採されているのでどうも木材を搬出するための作業道のようで、千ヶ平はこの沢のような所を登った方向にあるようだ。この沢のような道は今まで以上に荒れていて歩き辛い。千ヶ平へはこの沢のような道をどんどん登れば正解だったが、少し方向を誤り沢の右岸を登り稜線に出ようとしてしまった。しかし、上部の傾斜が急で結局真っ直ぐ進んだのと同じ位置に登り上げた。ここには木材の搬出用の金属のワイヤーが下に向かって張られ、それとなぜか脚立が1つ置かれていた。
浅間山 稜線上の岩場1 稜線上の岩場2
山頂への最後の登り 山頂標識 毛無岩に向かう稜線
毛無岩方面 物見山 下山途中のトタン板の残骸
稜線に出た後も千ヶ平までにはいくつかの小さな岩峰があり、雪がのっているので慎重に乗り越えたり、藪の斜面にトラバースしたりと短い距離だったが意外と時間がかかった。最後は雪の急な斜面を登ると山頂に到着した。山頂には2枚の山名板があった。周りの樹木は背が低くくほぼ360度の眺望が得られる。白い浅間山、物見山、毛無岩からの稜線と飽きない眺めである。ここでゆっくりと休憩をした。山頂から毛無岩方面への稜線を少し行ってみたが、いきなり険しい岩峰にぶつかって戻ってきた。帰りは稜線の脚立の場所まで戻り、沢のような所を素直に下った。上からは金属のワイヤーが下までずっと下がっていた。途中には他の人たちの記述のように作業小屋の後なのかトタン板の残骸があった。林道まで下ると駐車地まででハンター二人と会った。やっぱり藪山でも最後にピークからの素晴らしい眺めがあると満足感が違うものである。
TOP 記録 2011 群馬の300山
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