山急山
群馬県安中市 標高 992m
【登山日】 2011年12月6日
【登山コース】
鉄塔→五輪岩→山急山→鉄塔
 今回は旧松井田町の山急山に登ってきた。ところがその帰りに私にとって大事件が起きてしまった。買ってからまだ半年もたっていないデジタルカメラを紛失してしまったのである。山急山は2時間ちょっとで終わってしまったので、里山をもう一山と思い某所にある山に登ったのだが、ここで途中竹藪を15分ほど歩いて抜ける間に腰のケースに入っていたデジカメを落としてしまった。竹藪の中を3往復ほどして探したが、歩いたコースさえはっきりしないし、枯れ葉や古い竹に覆われている場所もあり結局見つからなかった。ほとんどの画像はコンピュータに移してあったのだが今回の山急山の画像はすべて失われてしまった。デジカメ自体は単3電池で動くものだったので大きいが値段は1万5千円ほどで残念ではあるが仕方ないと諦めのつくものだった。だがこのカメラケースはカメラメーカーの純正品であるのに、使い始めからふたを閉める留めがマジックテープになっているのでゆるく、幾度もカメラを落としたりしていた。ケースを変えようと思っていた矢先なのでその点は悔いが残った。
 デジカメはすでに7台買え変えてきたが、今回を含め2台は落とし、1台は破壊した。これらすべて山を歩いてである。1台目は2002年八海山の大日岳で谷底に落としてしまった。また、2台目は2007年小法師岳で側溝に落ちたときに破壊してしまった。今回はそれ以来である。私はどうもカメラの扱いが雑なようで、デジタル一眼もと思っていたが、邪魔だし、今回のようなことではあまり高いデジタルカメラは買わない方が良さそうである。
 私はカメラに記録された画像で通過時間などを記録していたので、今回の山急山は時間の記録はなしになってしまった。しかし、今回はGPSで軌跡のログはとっていたので、歩いた軌跡の画像だけのせます。

山急山へは家を出るのが遅れたのと平日だったので高速道で松井田妙義ICまで向かった。ICからは国道18号線を軽井沢方面に向かい、小柏で上信越道が18号線の上で交差するところで右に入る。道なりに進んでいくと分岐に出た。右の道にはロープがかけられ通行不能のように見えたので、左に進むと上信越道にぶつかって行き止まりとなった。戻って分岐のロープを確認すると木の枝でかけられており鍵はかかっていなかった。どうもすぐ傍に不法投棄禁止の看板があったので、不法投棄をするものが入らないようにしてあったようだった。これを外して通り、元に戻して、この舗装道路を行き止まりの鉄塔まで入った。鉄塔下に駐車していよいよ出発である。

鉄塔からは尾根に沿って登っていく。藪もなく踏み跡もあり歩きやすい。小ピークを越えて少し下ると鞍部になっており、その先が五輪岩の基部になっている。この基部は左に巻き進む。この辺りから道は急になり枯れ葉や石で滑り歩き辛い。やがてルンゼがありそこを取り付けられていたトラロープを使って登り切ると山急山と五輪岩を結ぶ稜線に出る。ここまで距離はないがなかなか大変な登りで気を遣う。ここからまずは五輪岩に向かう。ここも悪所で先端部では両側が切れ落ちた狭い尾根もあり、かなり慎重に歩く。ここからは山急山の眺めが素晴らしい。

五輪岩から山急山へは来た道を鞍部まで戻る。急な道を登ると山頂に出る。途中には御堂山などで見かける岩の柱のような奇妙な岩峰がいくつか見られた。山頂には山名板が3つほど付けられていた。山頂からは先ほど登った五輪岩が良く見える。また山頂を少し進むと軽井沢方面の山々もよく見えた。ここで一休みし、帰りは来た道を戻るのではなく山頂をそのまま進み西側に下りた。こちらもかなり急な道で滑らぬように注意して降りた。危険箇所と思われるところにはしっかりとしたロープが縦横に張られていた。岩の基部からは木に白ペンキで『小柏→』で書かれそれに従って谷を降りるとテープのマーキングもあり踏み跡もあって楽に降りることができた。登るのもこちらの方が楽だが、道が分かりづらく不鮮明である。谷の下部で左岸に作業道があったのでそちらに渡り進み、分岐を左に行くと鉄塔の下にうまくたどり着けた。慎重に行かねばならない場所もあったが、全体には西上州の特徴を十分に備えた面白い山だった。
TOP 記録 2011 群馬の300山
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