宗四郎山(山吹ノ頭) 宗四郎山
群馬県上野村、秩父市 宗四郎山(1,510m)、六助ノ頭(1.490m)、焼山(1.530m)
【登山日】 2011年11月23日
【登山コース】
天丸トンネル[8:30]→山吹峠[8:43]→[9:22]宗四郎山[9:40]→六助ノ頭[9:56]→山吹峠[10:48]→[11:19]焼山[11:56]→山吹峠[12:13]→天丸トンネル[12:23]
最近のネットの記録であにねこさん、楽しい群馬の山歩きさんが宗四郎山に登ったものが気持ちよさそうで印象に残った。これはわたしも出かけてみようと思い計画した。皆さんの様に大山を歩いて周回するのも良いのだが、天丸トンネルから1時間近い舗装道路の林道歩きが嫌いなので山吹峠からそれぞれをピストンすることにした。道は天丸トンネル埼玉県側出口までは問題なく車で進める。トンネルを出るとその左側の駐車地は大きく崩落している。さらに進むとゲートが設置された先は情報の通り大崩落で道を塞いでいた。この崩落地の手前に車を停めて出発した。
天丸トンネル(埼玉県側) 崩落現場(天丸、山吹トンネルの間) 山吹峠
登山道に設置された梯子 宗四郎山山頂 焼山、焼岩山
この崩落地は足下に注意しながら歩いて越えた。越えた先にはすぐに山吹トンネルがあり、そこには埼玉ナンバーの狩猟者の車が5,6台駐車されていた。これは注意せねばと思いザックからカウベルを取り出しぶら下げた。山吹トンネルから山吹峠までは整備された道があり何の苦労もな峠に登り上げた。まずは峠から宗四郎山方面に進む。最初のピークへの登りは稜線を行く道と左(北側)にトラバースする道とが分岐していた。行きはすべて稜線上を歩くことにして進む。最初のピークからして樹木の間から眺めは素晴らしく、ましてや尖ったピークである宗四郎山での展望へと期待が膨らむ。さらに稜線を進むと途中には木製の梯子やロープなども設置され意外と歩きやすい。宗四郎山の基部からは思う存分急な登りで、ロープは付いているものの手足を使って這うように登る。山頂は予想通りの絶景で360度の素晴らしい眺めである。天気も上々でもう言うことなしの最高の気分である。ここでしばらくは眺望を楽しんだ。
山吹橋 帳付山方面 南天山、甲武信岳方面
大ナゲシ、赤岩岳方面 宗四郎山東側の下り 六助ノ頭山頂
宗四郎山からは東に下りもう少し先まで進み、日の当たる向きから宗四郎山の尖った姿が見たくなった。東側の下りは北側が切れ落ちていて急で高度感もある。慎重に下り最後の岩場に出た。その下には南側を巻いてきた道と防護ネットが見えるが少し降りづらい。どうにか降り立つと防火帯なのか稜線上に道は続く。となりのピークに登り着くとそこが六助ノ頭である。西から見た宗四郎山は黒く尖った姿だが、こちらからは緑に覆われて見える。ここから稜線は赤岩峠まで続いているようだが、ここで引き返す。帰りは宗四郎山を南側に巻こうとしたが、笹原の道を見逃し宗四郎山基部を少し行ってしまい時間をロスしてしまった。結局最後は笹原まで戻り防護ネットをくぐり笹原の刈り払われた道を進み巻き道を行った。さらに、山吹峠の手前のピークも北側の巻き道を進んだ。この道は途中に崩落場所が2カ所ほどあり、崩落地には細い道が切ってある程度で滑らぬように注意して歩かねばならない。山吹峠から少し焼山方向に進むとハンターが休んでいた。これからのコースなどを確認された。複数のハンターが先にいるようだった。ここから焼山までの登りはネットの記録通りものすごい急な登りで枯れ葉に足を滑らせながらどうにか山頂まで登った。
宗四郎山南側の笹原 六助ノ頭 焼山山頂
大山 宗四郎山 倉門山方面への県境稜線
焼山の山頂は岩場でその先にも岩場があった。ここからの眺めも良く、ここで昼食を摂ることにした。『群馬300山』ではこの先の焼岩山からここに来ているようだが、そちら方面の踏み跡も何も確認できなかった。かなりの岩場で焼岩山は私の技量ではどうも無理なところのようである。山頂で休んでいると南側の下部で猟銃の音が2回ほどした。先ほどの人の仲間が下の方で狩猟をしているようだった。もう眺望もお腹一杯になるほど楽しんだので山吹峠まで急斜面を滑るように下り、山吹トンネルまで降りた。そこにはハンターたちが昼食を摂るためか幾人もいた。ハンターと一緒になったのはちょっと怖かったが、素晴らしい展望が得られて楽しい山歩きだった。
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