高妻山 高妻山
長野県長野市 高妻山(2,353m)、五地蔵山(1.998m)
【登山日】 2011年10月18日
【登山コース】
戸隠牧場[7:36]→弥勒尾根登山口[7:50]→大ヒノキ[8:26]→六弥勒[10:14]→九勢至[10:57]→[11:54]高妻山[12:15]→六弥勒[13:22]→一不動小屋[14:06]→戸隠牧場[15:14]
前回と同じく平日に山に出かけることができ、その上天気も良いとの予報なので今度こそ遠くの山に出かけようと計画をした。 平日に行くには、休日に混雑してしまう日本百名山が良いのではと思い、比較的近くにありながらまだ登っていなかった高妻山に出かけることにした。自宅から登山口までほぼ3時間と読んで3時頃には家を出ようとしたが、残念ながら寝坊して4時半の出発となった。到着時間は予想通りで、鳥居峠経由でちょうど3時間であった。須坂市の辺りまでは日も差し良い天気だったが、長野市街地を抜けて戸隠に入ると霧に覆われ、場所によってはクルマのフロントガラスを濡らす霧雨となっていた。ハイシーズンのため休日には交通規制がされているらしい戸隠中社、奥社を抜け、戸隠牧場の駐車場に着いた。そこにはすでに数台の車が停まっていた。あまり気持ちののらない天気であったが、3時間もかけてきたのだから、そして天気予報では午後の方が良かったのだからと自分を慰めながら歩き始めた。
第2ゲート(ここを右に進む) 牧場内の道 弥勒尾根登山道入口
大ヒノキ 笹原の登山道 5合目の文字(弥勒尾根の5合目の意味か?)
今回のコースはネットで見ていた弥勒尾根新道を登り、旧道を降りてくるというものを考えていた。新道への入り口は牧場内の2つめのゲートを右に曲がりコンクリートの水の流れを渡り牧場の道に従って進むと左手の林にリボンがある。ここが登山口となる。林に中に入るとすぐに渡渉となり刈り払われた道の登りとなる。まだあまり歩かれていないせいか笹が少し伸び始め道に被ってきている。霧雨のせいで笹も濡れズボンも濡れてしまうので大ヒノキの辺りで上下カッパを着て進んだ。天気は肌寒く、霧雨も量が増え、全く展望もない笹原の登りとなった。モチベーションはどんどん下がり、もうこのまま引き返そうか、こんな天気に登ってもしょうがないじゃないかと幾度も立ち止まり考えてしまった。それでも六弥勒まで行って旧道を戻るくらいはしようと自分を納得させてどうにか進んだ。こんな状態なのでなかなかペースも上がらない。2時間半以上かけてどうにか六弥勒に到着した。ここで雲も少し切れ日も差し、青空も少しのぞき、展望も少し得られた。現金なものでそれだけでモチベーションは大分上がってきた。気持ちは持ち直し頂上まで行こうという気になるから天気とは不思議なものである。
霧の中のやせた尾根 六弥勒分岐 六弥勒を振り返って
旧道の稜線と戸隠山方面 高妻山 十阿弥陀
もうここまでくれば後1時間ぐらいで頂上に着くのだろうとたかをくくっていたが、ここからも十分きつい行程だった。六弥勒から七薬師、八観音、九勢至と小さなアップダウンを幾度も繰り返す。そして最後の登りは笹の中の急登となる。急登を登り切り傾斜が緩んで終わりかと思うとまた山頂手前でも小さなアップダウンがありどうにか十阿弥陀となって山頂に着く。本当にきつい山だ。山頂付近も霧に覆われ遠くの山は見えない。雲の上に北アルプスの峰が少しだけ顔を出している。ここで昼食休憩を取った。日も差し暖かくて気持ちが良い。これで360度の大展望が得られれば最高なのだが。頂上では少し先まで進みガスが切れるのを待ち乙妻山の姿をカメラに収めた。帰りは六弥勒から予定通り旧道を下った。旧道からは常に高妻山を望むことができ、天気は回復して山頂部は晴れていた。旧道は六弥勒から山頂までと同じようにアップダウンが繰り返され登りに使うにはなかなかハードなコースであった。一不動避難小屋までは日も差していたが、ここから下は登りと同じガスの中となった。弥勒尾根新道は場所によっては展望も得られそうで晴れていればおもしろいコースだと思う。また、旧道は変化もあっておもしろいと思うが弥勒尾根新道に比べるとかなりきつい登りとなると思う。今回は時間もなかったので乙妻山まで行けなかったので、天気も含めまた来年に再チャレンジしたいと思う。
山頂 少し顔を出した北アルプスの峰 乙妻山
三文殊手前から見た高妻山 一不動手前から戸隠山方面 一不動避難小屋
避難小屋付近の紅葉 帯岩付近 牧場手前の紅葉
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