王城山・高間山 高間山
群馬県長野原町、中之条町 王城山(1,123m)、高間山(1,341m)
【登山日】 2010年12月27日
【登山コース】
王城山登山口[10:20]→5合目傘木[10:45]→王城山三角点峰[11:13]→[12:20]王城山奥宮[12:40]→高間山登山口[12:27]→[12:53]高間山[13:40]→6合目炮碌岩[14:28]→王城山登山口[14:47]
久しぶりに友人との登山となった。場所の選定は任されたので、過去の記録を見て2004年のこの時期に行った王城山、高間山の群馬百名山2つを周回するコースを選んだ。この山域は八ツ場ダムの周辺工事に伴って大きく様変わりしているようだったし、以前に高間山に登ったときには登山道さえなかったのが今では立派な山頂標識も設置されたとの噂も聞いたのでそれを確認すべく出かけた。道は吾妻渓谷を抜けて川原湯先の信号を右折して林集落に入った。もうここで道は新しい高規格道路と交差していた。さらに林集落に入ると以前にはなかった駐車場所の規制看板がたくさんあった。ずいぶん様変わりしている。規制看板の通り王城山神社前に車を停めスタートした。
整備された川(3合目付近) 砂防堰堤 王城山
5合目傘木 5合目傘木(2004年当時) 登山道
登山口から先は八ツ場ダム関連工事で整備されたものなのか、沢が整備されその脇にコンクリート舗装された道が続いていた。この道も2004年時点では土の道だった。さらに上には大きな砂防堰堤が作られていた。この左の道には一般車進入禁止の鎖がかけられ、道は上部に向かってコンクリート舗装で続いていた。この道を登ると5合目の傘木まで舗装と土手の整備が続き以前の面影はなかった。私は個人的にはこの5合目の傘木付近が大きな松があり時代劇に出てくる峠のようで好きだったのだが台無しである。5合目から先は以前の登山道となる。雪もこの辺りから出てきて少し滑る。それでも良く見ると雪の下の登山道には木のチップが敷かれ整備が行き届いているようだ。8合目に来ると以前に古びた看板の前に真新しい案内板が設置されていた。ここからは三角点峰に登り奥宮に向かった。 奥宮からは浅間山、草津白根山などが雪を被った姿が綺麗に見えた。
8合目案内板 王城山三角点ピーク 王城山奥宮
厳しい痩せ尾根 伐採地 高間山登山口
王城山からは地形図の点線の道を稜線に沿って辿った。2004年に登ったときは6合目炮碌岩付近からの分岐を辿り高間山に登ったので今回は変えてみた。実はこれが大失敗だった。稜線に沿った道はマーキングのテープなどがあり迷うことはなかったが、一部痩せ尾根の急なアップダウンが続く。雪のない時期ならばいいのだが、枯葉の上に柔らかい雪がのり丸ごと滑ってしまう。両側は切れ落ちているので、滑り落ちれば一巻の終わりである。ともかく木に掴まったりしながら慎重に進んだ。友人に「この時期に通るコースではなかったね」といわれたが、全くその通りで申し訳なくなってしまった。どうにか無事通過して高間山手前で広い伐採地に出た。ここからは榛名山、赤城山が綺麗に見えた。伐採地の先で旧六合村方面からの舗装された林道に出る。この道も2004年当時は工事中であったが今は完成し遥か先まで続いていた。ここには高間山登山口の看板があり、それに従って高間山山頂に向かってほぼ直登して行く。山頂には以前にはなかった大きな山頂標識が設置されていた。ここで昼食休憩として久しぶりにコッヘルでラーメンを煮て暖まった。
高間山への登り 高間山山頂 帰りに見た堂岩山
帰りは伐採地先で巻き道の方に下った。この道も以前に比べると荒れていた。何箇所か沢と交差するところは台風か豪雨で崩落していて、狭い足場に雪が付いるので滑ると危険な場所だった。また道は枯葉に覆われ枝なども被さっている所もあり整備されていないだけでなく、あまり歩かれてもいないようだった。これから王城山、高間山は周回して登るのではなくそれぞれ単独で登る山となっていくのかもしれない。高間山は林道ですぐ下まで入れば30分ほどで登れるし、王城山もコンクリート舗装の道を登れば1時間程度で登ることができる。ともかく余りに様変わりしてしまったことがショックな登山となった。帰りは林集落の下を通る高規格道路(つい最近開通したようだ)を通り帰った。この道が一部開通したことで松谷発電所の手前から長野原町の入り口付近まで吾妻渓谷の曲がりくねった道を迂回して快適な道を走れるようだった。
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