大津 大津
群馬県南牧村 標高 1,053m
【登山日】 2010年12月19日
【登山コース】
大仁田ダム[8:18]→ケルン[8:32]→1053m地点[9:28]→大津[9:46]→大仁田ダム[10:38]
今回も『群馬300山』の低山ピークハントに出かけた。今回は西上州と言うことで、ほぼ1年振りである。朝は寝坊をしてしまい、高速道路を使い下仁田に直行した。今回最初に登るのは数年前三ッ岩岳に登ったときに残した大津である。この岩峰はどちらかといえばバリエーションルートらしく一部は岩場の痩せ尾根もあるようだった。しかし、ネットの記録を見ると沢山の人に登られているようで、情報は豊富にあった。しかし、こんな季節はずれの時期に登る人は少ないようで、記録の殆どはアカヤシオの季節のものだった。コースとしては大まかには2つあるようで、里宮から三ッ岩岳を目指して登り途中から分岐して東側から登るもの、もうひとつは大仁田川を詰めて大津の西側稜線に登り西から登るものである。これらを周回して登るつもりで出かけたが、あいにく里宮からの登山口は工事中となっていたので、大仁田ダム上部からの西側コースで登ることにした。大仁田ダム奥に車を停め、大仁田川に沿って歩き始めると川の右岸にはしっかりとした踏み跡が確認できた。やがて川を丸木橋で渡り左岸を進むとネットの情報にあったケルンと石に赤ペンキで書かれた目印の場所に出た。道ははっきりとして奥に続いていたが、ここから右の涸れた沢に取り付き登るのが最短コースのようだった。沢の下部は倒木でふさがれ歩き辛かったので右の杉の植林地との境界を付近を登った。この斜面はかなり急で、気温が低いのだがすぐに汗ばんできた。斜面途中には大きな岩が2つある。これらを過ぎると稜線に出る。この稜線を少し西に行くと1053m地点らしいピークがあった。ここからは稜線に沿って東側の大津を目指す。しばらく進むと鉄の太いワイヤーロープが掛けられていた。これをくぐりながら進むと見晴らしの良い岩の痩せ尾根に出た。目の前には大津と思われる岩峰が現れ、大きく聳えていた。ここから先を眺めると大津の西側は切れ落ちた岩場で、まさに取り付く島もないように見えた。またこれから基部まで進む尾根も痩せていて、本当に進めるのかと思われるものだった。それでも意を決して進んでみると尾根は上から見た感じとは異なり楽に歩けた。さらに大津の基部にはトラロープや細い鉄のワイヤーなどもありいとも簡単に登ることができた。案ずるよりも産むが易しである。大津の頂上には山名板があり、下から見た通り独立峰なので付近の眺めは最高である。帰りは来たコースを忠実に下ると登りには気が付かなかったピニールーテープのマーキングが意外に多くあった。混雑するのがいやでこの季節に登ったがアカヤシオがここに咲く時期はやはり見事なものだろうと感じた。
ダムサイトの橋 大仁田川の丸木橋 ケルン
斜面の大岩その1 1053m地点 大津への痩せ尾根
大津基部 山頂標識 大仁田ダム
三ッ岩岳 遠くに浅間山 下りに見上げた大津
TOP 記録 2010 群馬の300山
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