大楊山 大楊山山頂
片品村 標高 1,235m
【登山日】 2010年 7月31日
【登山コース】
登山口[8:00]→伐採地直下[8:50]→大楊山[10:00]→登山口[11:00]
老神温泉に泊まったので、この時期に登る山ではないが以前に水無山、万寿ヶ峰に登ったときに登り残した大楊山に登ることにした。
左側の水路が登山口 登山口(右の水路脇) 野生生物進入防止ネット
タンクと丸木橋 堰堤 十二山神の石碑
大楊山の登山口となる場所は分かり辛かった。老神温泉から北に向かい片品川を渡ると目印となる二荒山神社を見つけた。『群馬300山』にあるようにそこから250mほど坂上に行ったがそれらしい場所はなかった。しばらくこの道を行ったり来たりして登山口を探したが分からなかった。西側にテニスコートという記述があったが、それも分からなかった。ちょうど犬を散歩している地元の人がいたので尋ねてみたが、その方も分からなかった。仕方がないので、二荒山神社から250mぐらいの道脇に駐車して付近を眺めると片品川の川辺に近いほうにテニスコートなのかゲートボール場なのか分からないがそれらしいものを見つけた。その反対側を見ると水路の横の木に白いテープのようなものが縛り付けられていた。どうやらここが『群馬300山』の登山口らしかった。場所は二荒山神社から坂道を真直ぐ登り、道が左にカーブし始めるところの左側にある水路の左から入る。草に覆われた道を入るとすぐに野生動物の侵入を防ぐネットが張り巡らされており、この水路沿いに入口がある。この入口を開けさらに水路沿いに進むと堰堤が見える。この堰堤の手前には黄色いタンクありその下に苔がむして滑る丸木が渡してある。これを渡り山道の跡らしき道を進んでいく。『群馬300山』ではこのまま進めば峠に出るようになっているが、大分荒れてきているようで途中はかなり不鮮明となっている。途中分からなくなり、地図とコンパスで方向を決めて直接登ったりもした。この山はほとんど植林で手入れされているのか藪もなくどうにでも進める。十二山神の石碑や祠などが途中に見つかり何となく旧道に近い道を進んだようだった。
石祠 1,143m峰と伐採地(右が峠) 武尊山方面
山頂手前にあった重機 山名板 三角点
登山口から1時間ほど歩いたところで、上部は伐採がされ明るくなった場所に出た。しかし、木は伐採されただけで辺り一面に放置されておりこれを踏み越えてここを登っていくのは無理だった。そこで右側のまだ木の生えている斜面に取り付き上部に登り始めたが、峠に向かう斜面に比べて傾斜が急で胸を突くような急斜面を木につかまりながら悪戦苦闘して登った。どうにか伐採地上部に突くと伐採した木を搬出するためなのか大楊山の山頂方向から鉄のワイヤーが延びてきていた。稜線に出るとハッキリとした道がありそれを進むと先ほどのワイヤーを引っ張る重機が設置された場所に出た。これらは私が登ってきたのとは反対側から道をつけて登ってきたようだった。ここから大楊山の山頂と思われる方向にひと登りすると草に覆われた中に三等三角点を見つけた。辺りの木を探すと山名板も見つかった。山頂は木に覆われ特に眺望もない。帰りは来た道をほぼ忠実に辿り下山した。この山には老神温泉から登るよりミリオン牧場から登ったほうが楽なようである。登る前に道を尋ねた人はこの山はともかくサルが多いといっていたが一匹も出くわさなかった。また、私が登った前日にはこの山で林業関係者が熊にあったというニュースを後から知った。良かった熊に出くわさず済んでと今胸をなでおろしている。
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