峰山 三ヶ峰
群馬県片品村 沼上山(1,534m)、三ヶ峰(2,032m)、峰山(1,987m)
【登山日】 2010年 3月13日
【登山コース】 サエラスキー場駐車場[5:05]→[6:13]沼上山[6:25]→[10:30]三ヶ峰[10:50]→三ヶ峰南峰[11:07]→峰山[12:16]→三ヶ峰[13:33]→沼上山[15:39]→サエラスキー場駐車場[16:26]
結果から言うと失敗に終わった。今回は以前から狙っていた日光白根山に連なる笠ヶ岳に登る計画で出かけた。しかし、先週来降った雪に阻まれて失敗に終わった。先月末に浅松山経由で田代山登山に失敗したとき、今年は暖かく去年より雪解けも早いと思われたので、昨年より10日ほど早めにチャレンジしたが先週降った雪が思ったより多くやわらかい雪だった。
スキー場上部から武尊山 リフト最高点と沼上山 沼上山から見た三ヶ峰
以前からあたためていた計画であるサエラスキー場経由の笠ヶ岳を実行した。朝5時前にサエラスキー場の駐車場に到着する。もうすでにスキーあるいはスノーボードに来ている車が数台駐車場にはあった。(寒いのでエンジンをかけているので分かる。)ひとのことは言えないが随分早くからいるもんだ。カッパの下だけを履きロングスパッツを付け、今回は携帯性もよく操作性もいい、木製の和ワカンを持って出発した。ヘッドライトも準備したがスキー場は雪明りで十分明るく必要もなかった。今回こんなに早く出発したのは、コースが長く時間がかかると予想されたこともあるが、スキー場内を歩くので、登山届けを出せとかリフトに乗って登れなどのつまらぬトラブルで時間をとられたくなかったこともあった。1本目のリフトを登り切った辺りで明るくなってきてゲレンデの向かい側には上州武尊山も見える。今日は暖かいのか、夜明け前から汗をかき始めた。上のフリースを一枚脱ぎ手袋も毛糸の帽子も脱いだ。リフト最高点の沼上山まではほぼ予定通りに到着した。この辺りから風も出てきて、体感温度が下がってきたのでフリースを着たりして防寒した。
日の出 三ヶ峰への途中の開けた場所 1 三ヶ峰への途中の開けた場所 2
沼上山から三ヶ峰へは入り口からスキーのトレースが付いていた。これは最近登った人がいるのか、もしそうならば去年と同じで楽ができるぞと少しの間このトレースに従ってツボ足で歩くとすぐにUターンして消えていた。そこから先はバージンスノーとなっているのでワカンを装着して歩き始めた。わたしの木製の和ワカンは、周りのフレームの大きさがそれほど大きくはないのでスノーシューなどに比べると沈む。平均すると15センチ、雪がやわらかく深いところでは20〜30センチほど沈む。したがって、足を普段歩くときよりは高く上げて歩くしかない。その上新しい雪のせいかやわらかく歩き辛い。沼上山から暫くは良かったのだが、これでスタミナを奪われ、段々と休んではわずかに進み、また休むといったスローペースになった。かなりバテ気味で三ヶ峰の手前まで登ってきた。最後、三ヶ峰までは細く急な尾根の登りとなる。ここで、昨年はスノーシューをデポしていった。今年のワカンはその心配はないが、雪がやわらかく急登では雪が崩れ落ちたり、木の傍では踏み抜いたりと苦戦してどうにか登りついた。ここまでで去年の倍の時間がかかっていて、もうすでに笠ヶ岳まで行くのは無理だった。天気も悪くなり、日光白根山も笠ヶ岳も山頂部は雲に覆われ、風だけでなく小さな氷粒状の雪も落ちてきた。
三ヶ峰への急登 雲を被った笠ヶ岳 三ヶ峰山頂
ともかく疲れていたので、三ヶ峰山頂でゆっくり休み昼食をとってからどうするかを考えた。十分に休んだので気持ちも体力も回復したので、すぐに行って来られそうな峰山まで足を伸ばすことにした。まずは笠ヶ岳リベンジのときのためにと三ヶ峰南峰まで行き笠ヶ岳までの稜線を確認した。そこから少し北に戻り峰山に向かってまずは下った。鞍部から峰山に向かって登り始めると東側に開けた場所があり、皇海山や今までいた三ヶ峰などが見えた。峰山の頂上は眺望もなく、スカイさんの山頂標識と赤テープに数人のメモ書き(山ランの人たちのよう)があるだけだった。帰りは自分の歩いてきた踏み後を忠実に辿り戻った。ともかく予想を超えるロングウォークになってしまい疲労困憊でヘロヘロになりながら駐車場に付いた。スキー場のクラブハウスではお腹もすいたので電子レンジでチンするタイプのたい焼きだったがこれを食べた。なんとうまいことか。雪がもう少し固くなり歩きやすくなる4月上旬にもし機会があればリベンジしたいものである。
南峰から笠ヶ岳への稜線 皇海山 峰山 山頂標識
TOP 記録 2010 群馬の300山
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