| 古界名山 |
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| 群馬県中之条町 標高 1,131m |
| 【登山日】 2010年 1月11日 |
| 【登山コース】
登山口[8:33]→小さな峠[9:09]→仙人窟[9:17]→作業道[9:28]→1210m峰[10:28]→1160m峰[11:01]→[11:22]古界名山[11:44]→作業道[12:50]→道迷い→作業道[14:19]→登山口[14:50] |
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一昨日に登り残した古界名山に登ろうと前回と同じように中之条から沢渡方面に向かった。沢渡温泉を通り過ぎ、左手に有笠山を見ながら有笠山荘を過ぎたところで右側に『老人健康村美ら寿』の入口が現われる。ここを入り坂道を登っていくと仙人窟の遊歩道入口に出る。この道をさらに上がると『老人健康村美ら寿』らしいが車をUターンさせるために入口まで行くと門が閉じられ、今は誰もいない感じである。実際、登ってくる道も除雪はされておらずあまり人の気配も感じなかった。支度を整えて仙人窟遊歩道に入った。
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仙人窟遊歩道は霜は降りているが、最初のうちはあまり雪もなかった。しかし、奥に進むほど雪が徐々に増えてきた。最初は左手にこれから登る古界名山を見ながら進む。これからの道を確認しようとして、地形図を忘れたことに気が付いた。仕方がないので『群馬300山』の概念図を参考にして歩くことにした。大まかに言って仙人窟に行った後は稜線を登り、前に見える尾根を進みＵの字型に進めば古界名山に出ると早飲み込みしてしまった。これが最初の失敗だった。
仙人窟までは道と道標がしっかりしているので、道に沿って進むと東屋があり、さらに進むと小さな峠に出る。ここから山を巻くように進むと崖ぷっちに仙人窟がある。仙人窟に降りるところは急な崖に面しており、枯れはと雪に覆われ滑りやすい鉄の階段が設置されていた。枯葉と雪を取り除きながら慎重にこの階段を降り、鎖につかまりながら仙人窟に進んだ。仙人窟は標識の看板も落ちていて少し荒れた感じで、要は浅い洞窟といったものだった。少し眺めてきた道を戻り、ちょうどこの仙人窟の上を通るように登った。10分ほど斜面を登ったところで水平な作業道に達した。ここの途中が少し駆り払われて広くなっていたので、ここが『群馬300山』の小平地と解釈してここから稜線に沿ってひたすらピークに向かって登った。高度を少し上げると右手の方向（北側）に雪を被った上信越国境の山がきれいに見えてきた。
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| 1210m峰への登り |
北側の眺め |
1210m峰付近 |
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この稜線をほぼ1時間ほど登ったところで1210m峰から1160m峰への稜線にぶつかった。『群馬300山』では小平地から水平に南に進み、これらのピークを迂回して古界名山の手前の鞍部に出るようだった。だいぶ余分な道を歩いてしまったが、せっかくここまできたので稜線を右に進んで1210m峰も踏んでおくことにした。その後は稜線を戻ると1160ｍ峰の手前は細いやせた尾根になっていて、さらに1160ｍ峰はこちら側は岩場で雪も付いており直接登るのは難しいと思ったので、左側を巻いた。この斜面も急で雪が付いて滑りやすかったのでかなり慎重に巻いた。何度が滑りそうになり雪に手を突っ込むと雪はやわらかく解けやすく手に触れると痺れるほど冷たかった。1160m峰の東側は植林地で西側の厳しい感じとは違っていた。植林が高くてこれから行く古界名山方面の方向が分かりづらかったが、下りながら方向を調整して鞍部まで降りた。この斜面はものすごく急でもう一度登り返したいとは思えないほどだった。鞍部からはテープもあり、それに従って少し登るとすぐに古界名山の山名板のあるピークに着いた。ピークからは先ほど歩いた1160m峰、1210m峰がきれいに見え、その左側には松岩山らしき山も見えた。ここでテルモスに入れてきたお湯でスープを作り昼食とした。
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| 1160m峰へのやせた稜線 |
古界名山の山頂 |
1160m峰、1210m峰の眺め |
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帰りは古界名山から1160ｍ峰との鞍部まで降り、1160ｍ峰を右に巻いて1210m峰の稜線に向かって水平に進んだ。途中いくつかに岩を巻いて進み、やがて来たときの踏み跡のある稜線に出た。さらに迂回して直接小さな峠へ出ようとして進んだが方向を誤り、登りに通った小平地に出たらしかった。しかしここで踏み跡があり、自分のものと勘違いして作業道を下山するのとはまったくの反対方向に進んだ。道はどんどん下り、先には作業小屋のようなものまで見えてきたところで気がついた。登山口とは反対の山の北側に下りていたのだ。もし地形図があればここをそのまま林道に従って降りればよかったのだが、それが分からなかったので来た道を正直に戻った。ちょうど小平地に出たところで1時間半ほど彷徨ったようだった。ここからは道が分かり、このいい加減な山歩きに大反省をしながら登山口に戻り帰った。体力以上に気持ちが本当に疲れた。
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