船坂山 船坂山
群馬県上野村 標高 1,446m
【登山日】 2009年11月15日
【登山コース】 仲野沢林道ゲート[6:33]→10号鉄塔[6:58]→1,299m峰[7:32]→10号鉄塔[8:00]→林道終点[8:25]→[9:55]船坂山[10:05]→11号鉄塔[10:25]→ぶどう峠林道ゲート[10:45]→仲野沢林道ゲート[11:13]
11月3日に引き続いて、上野村周辺の山に出掛けることにした。この時期の上野村周辺の山は静かで趣があり、癖になってしまう。今回は、前回と同じぶどう峠手前の船坂山、品塩山などに登ることにして家を早朝に出た。高速道路を利用して下仁田ICへそして南牧村に入り、湯ノ沢トンネルを経てぶどう峠へ向かう。まずは船坂山に登る。ネットで得た情報によれば船坂山の登山口はぶどう峠手前のヘアピンカーブの林道ゲートが閉じたところらしかった。前回のあいまいな記憶では林道ゲートは中ノ沢林道へのゲート以外1ヶ所しか記憶がなかった。これが今回船坂山で手こずる原因となった。前回、マムシ岳への登山口となった場所の次のヘアピンカーブに林道ゲートがあり閉じられていた。脇には仲野沢林道と書かれた白い標柱が立っていた。支度をして舗装された林道に入った。
仲野沢林道ゲート 10号鉄塔への登り口 神流川10号鉄塔
林道を少し登ると神流川線10号と書かれた送電巡視路の黄色い誘導標が立っていた。やはりネットの情報では巡視路を利用するとあったので、これに沿って送電鉄塔まで登り上げた。道は片斜面の急傾斜で滑らぬように注意しながら登った。送電鉄塔に到着すると向かい側にはマムシ岳と前回利用した202号、203号の鉄塔も見えた。しかし、ここで東に見えるはずの船坂山が見えないことに気づいた。地形図を良く眺めるとどうやらこの道には2ヶ所ある相似形のヘアピンカーブの東側の方から入ってしまったようだった。(西側の大きなヘアピンカーブが正解)仕方がないので、折角尾根まで登り上げたのだから1、299m峰を経て稜線伝いに船坂山に行くことにした。鉄塔から登り始めると斜面には鹿の食害を防ぐためかネットに覆われた幼木が植えられていた。この日の山歩きでは鉄塔付近には必ずこのような幼木が植えられていた。稜線を進み1、299m峰に到着すると正面には船坂山が見えた。ところがここから鞍部に降りるには崖となっていて難しかった。更に両脇を巻けないか見たが、それも切れ落ちた斜面で難しそうだった。ここで無理する事はないと考え来た道を戻った。
マムシ岳 ネットに覆われた幼木 1,299m峰からぶどう峠方面の眺め
仲野沢林道に戻ったところで、車に帰り登山口を変えても良かったのだが、林道を奥に行ったところからも取り付けそうだったので林道を進んだ。林道は少し進んだところですぐに終点となっていた。ここまで来るともう、少し意地になって林道終点から更に奥に進む涸れた沢に沿って進んだ。そして先の沢が分岐するところから真ん中の斜面に取り付き登った。かなりきつい斜面で休み休み登ると11号鉄塔と船坂山を結ぶ尾根上に出た。ここは枯れた笹が広がっていたが、明らかに細く切り開かれた道が確認できた。この道に沿って登ると途中には青いビニールテープもあり、僅かな時間で船坂山の山頂に着いた。山頂からは東側の視界が開け、先ほどいた1、299m峰も見えた。
林道終点(ここを真直ぐ入った) 尾根の切り開き道 山頂標識
山頂から1,299m峰方面の眺め 神流川11号鉄塔 ぶどう峠林道ゲート
山頂で少し休んだあとは、来た道ではなく11号鉄塔方面の道を確認するために先ほどの切り開きの道を北方向に尾根に沿って下った。11号鉄塔の手前に大きな岩があり、その上には松の木が1本見事に生えていた。ここからの見晴らしは良く、11号鉄塔やマムシ岳の稜線も見えた。11号鉄塔に出るとその東側まで林道が来ており、林道を下るとゲートの閉まったところで上野小海線にぶつかった。ここの標柱にはぶどう峠林道と記されていた。こちらから登れば船坂山までは2時間弱で往復できそうだった。その後30分近く舗装道路歩き強いられて車の駐車地に着いた。午後は移動して品塩山に向かったが、品塩山手前のピークで先に進めなくなり撤退した。この山域はこの季節実に楽しい。すぐにでも品塩山にもう一度チャレンジしたい気持ちだ。
  
中ノ沢集落から巡視路への丸木橋 安曇幹線2号線208鉄塔(品塩山途中)品塩山への稜線の道
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