三国山 ニッコウキスゲ
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町 標高 1,636m
【登山日】 2009年 7月27日
【登山コース】
三国トンネル駐車場[10:05]→三国峠[10:33]→[11:25]三国山[11:40]→三国トンネル駐車場[12:15]
自分一人ならばこんな雨の日には山登りはしないのだが、友人との約束だったので出かけた。登山口の三国トンネルの新潟県側の駐車場に車を停めた。もうすでに雨は小降りではあるがポツリポツリ降り出していた。私は最初から合羽を着て出発したが、友人は合羽なしでスタートした。当初の予定は大源太山、黒金山まで行く予定であったがこの天気なので三国山往復のみで終わりにすることにした。この山域はヒルが多いとの情報があったので、足元に注意を払いながら歩いた。雨とはいえ蒸し暑く、登っていくうちに合羽の中は蒸れてきた。三国峠に着くと霧に覆われ三国山もこれから登る木道も見えなかった。木道を登り、少し傾斜の緩んだところに休憩用ベンチがある。その付近にはニッコウキスゲがもうピークを過ぎたようだがたくさん咲いていた。途中にはその他にシモツケソウ、アジサイ、クガイソウなども咲いていた。ニッコウキスゲの群生地を過ぎるとその先は雪で傾いたと思われる木道が続いている。雨で滑る上に傾いているので平衡感覚がおかしくなる。ここは傾斜も急で合羽の中で汗を流しながら歩いた。どうにかたどり着いた三国山の山頂は何の眺望もない白濁した景色のみであった。少し休むとすぐに下山にかかった。下りこそ滑らぬように気を使い降りた。友人は何度か木道で滑り尻餅をついていた。どうにか駐車場に到着するとここで事件が起きた。雨に濡れたので着替えようと登山靴を脱ぎ、靴下を脱ごうとすると右の靴下から血が滲んでいた。これを見た瞬間にヒルにやられたと思い、足を見ると右足の後ろから血が流れており、ヒルにやられたためになかなか血が止まらなかった。とりあえず着替えて帰途に着いたが、帰りの運転中も足から血が流れ続けていた。1時間ほどで友人宅に着いた時にやっと少し固まり始めた。ここで私の足に吸い付いたヒルがどこかについていると困ると思い合羽や登山靴を見ると登山靴の中に私の血を腹いっぱい吸って丸くなったヒルが転がっていた。恨みをこめて退治した。以前に三国山に登ったときはマダニが頭に吸い付き医者にかかる大騒ぎをした。今回は注意はしていたものの残念ながらヒルに血を吸われてしまった。三国山はどうも相性が悪い。
三国峠 三国山山頂 雨に濡れる木道
三国山の花々
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