美ガ原 王ガ頭
長野県上田市 王ガ頭(2,034m)
【登山日】 2009年 7月 5日
【登山コース】
美術館駐車場[11:43]→牛伏山[11:54]→山本小屋[12:05]→塩クレ場[12:25]→王ガ頭[12:52]→[13:35]山本小屋[14:00]→駐車場[14:10]
ひとりで山に出かけて楽しんでいるとうちの奥さんの機嫌も悪くなる。そこで久しぶりに、奥さんも楽しめそうなあまり歩きのキツクない美ガ原高原に出かけてきた。 美ガ原には以前に行った事があったが、牛伏山付近を散策しただけで王ガ頭まで行っていなかった。自宅をゆっくり出て、1,000円高速の恩恵に与り、東部湯の丸ICで降りた。この休日特別割引のためか上信越道は以前より混雑していて、藤岡JCから下仁田IC辺りまで渋滞はしないが走りづらい。天気は思ったより良いが遠望は期待できないようだ。東部湯の丸ICからは152号線を進み、旧武石村を経てビーナスラインとは反対側から美ガ原高原美術館の駐車場に到着した。この道はビーナスラインに比べて狭いところも多いが交通量は少なかった。美ガ原高原美術館の駐車場は、バイクや車がたくさん停められていて、賑やかだった。
牛伏山への登り 茶臼山方面の眺め 牛伏山
山本小屋への下り レンゲツツジ 美しの塔
駐車場からは美ガ原高原美術館の一つである光の美術館の脇を木道を通って進む。道の脇にはハクサンコザクラ、キンポゲ、テガタチドリなどの花が見られ、レンゲツツジがちょうど満開であった。この木道を10数分登ると牛伏山の山頂となる。近隣の山は見えるが、残念ながら遠望は得られなかった。美ガ原は高原というだけあって緩い起伏しかなく、西側には電波塔に囲まれた王ガ頭ホテルが異様な姿を現していた。どうも美ガ原は霧ガ峰以上に日本百名山としては異質な感じがする。 牛伏山からは柵に囲まれた石畳の道を下る。下りきったところが山本小屋となる。ここにも駐車場はあるが、こちらは美術館よりは狭いためか駐車スペースが全く見あたらなかった。後で分かったのだが、この山本小屋も王ガ頭ホテルもトイレは有料になっていた。この交通の便の良さと山小屋とは思えない建物(実際には牧場内の建物)にトイレ有料はやはり違和感を感じた。(ちなみに美術館駐車場のトイレは無料)山本小屋からは牧場内の幅広い砂利道を進む。牧場なので牛や馬が放牧されている。この牧場の牛や馬は広い野原を駆け巡り、草の上で昼寝をし、実に幸せそうである。しばらく進んだところには美しの塔のモニュメントが設置されていた。そこから再び道を進むと塩クレ場の分岐に出る。
放牧された馬 牧場の中の砂利道 王ガ頭ホテル
王ガ頭 王ガ鼻 茶臼山への稜線
更に進むと、コンクリート舗装の割れた登り坂になり、その頂上に王ガ頭ホテルがある。周りには異様なほど多くの電波塔が乱立している。ちょっとだけ赤城地蔵岳の山頂にも似ている。このホテルの脇を進むと王ガ頭の石碑のある場所に出る。ここからの眺めも素晴しいのだろうが今日はいまいちである。ここからは王ガ鼻も見えそこはレンゲツツジがたくさん咲いていた。王ガ鼻にも行ってみたかったが、奥さんが疲れたとのことで、ホテルの喫茶店で休み来た道を戻った。帰りには数十人の団体が牛伏山方面に向かって歩いていた。これも日本百名山ゆえか。ここは登山客と観光客が入り混じり、やはりいろいろな意味で異様であり違和感だらけである。帰りは時間もあったので、美しの湯に寄り、上田市で海野宿を見物して帰った。上信越道の横川SAで帰りに休んだが、ここは峠の釜飯の販売があるせいか尋常でない混雑状態だった。
物見石山方面1 美ガ原高原ホテル 物見石山方面2
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