小野子三山 姉妹ツツジ
群馬県渋川市、高山村
 小野子山(1,271m)、中ノ岳(1,312m) 、十二ヶ岳(1,312m)
【登山日】 2009年 5月10日
【登山コース】
赤芝登山口[9:08]→ゴヨウツツジ[9:45]→小野子山[10:01]→中ノ岳[10:40]→十二ヶ岳[11:10]→中ノ岳[11:40]→鞍部[12:08]→登山口[12:58]
高速道路がどこまで行っても1,000円を利用して遠くの山に出かけてみたいと思いながら、運転が億劫なことと高い山にはまだ中途半端に雪があることなどからなかなか出かけることができない。今回もゆっくり起きて近場の山ということになった。昨年の5月25日の「tomoの奥利根山歩き」の記録を見ると小野子山の姉妹ツツジ(ゴヨウツツジ)が満開ですばらしかったので、今年は全体的に花が早いので、もしかしたらもういいかなと淡い期待を持って小野子三山歩きに出かけた。
登山口の八重桜 ヤマブキ 尾根の標識
今日の天気は夏日の予想の通り朝から日差しは強く暑い。今日の登山口は子持牧場奥の赤芝登山口と決めそれを目指して中山峠方面に進む。子持牧場付近の道にはレンゲツツジが植えられ、ちょうど花が見頃だった。北毛青年の家の前を通り進むと前方にはマイクロバスがゆっくりと走っていた。団体さんと一緒に登るのはつらいなと思ったら登山口より手前の駐車場に停まった。これを追い越して登山口に到着するとすでに数台に車が停まっていた。今の時期にはちょうど良い山なので、たくさんの登山者が入っていそうである。
姉妹ツツジ 足元のスミレ 小野子山山頂
登山口からしばらくの道は以前に比べて整備されていた。しかし、そのせいで根の部分が弱くなったのか杉が2本根こそぎで倒れていた。更に先に進むとコンクリート舗装された道の登りがいつもながらきつい。舗装終了の作業道との分岐からいよいよ山道らしい道となり進む。道を進むと尾根に乗り上げ、その先が真っ直ぐ尾根に進む道と姉妹ツツジとの分岐となる。今まではほとんど真っ直ぐ尾根を進んだが今日は右の姉妹ツツジ方向に進む。やがて周りが刈り払われ整備された姉妹ツツジに出る。少し花が咲き始め、白く見えるが、殆どが蕾のようである。残念ながらまだ少し早かったようである。この暑さが続けば数日、そうでなければ来週辺りが満開か?と言ったところである。数枚の写真を撮り、尾根を小野子山山頂に進んだ。
山座同定版 オオカメノキと中ノ岳 小野子山と中ノ岳鞍部
小野子山山頂には以前にはなかった金属の丸い山座同定版が設置されていた。これは十二ヶ岳のものとは違い中央にTAKAYAMA VILLEGEとあり、村で設置したものらしかった。この山頂もそうだが最近小野子山はいろいろな場所が整備され北側が刈り払われて見晴らしがよくなっている。そのため春霞の中に谷川岳連峰をいろいろなところから望むことができた。ここで水分補給をして北の急斜面を下った。この斜面は以前に丸太で階段が作られたが、傾斜が急なことと地盤が土で弱いせいかもう整備されたものがほぼ崩れて荒れてしまっている。少し滑りながら中ノ岳との鞍部まで降りた。
チゴユリ 中ノ岳山頂 十二ヶ岳
中ノ岳まではほぼ降りた分量と同じだけ登る。そして再び十二ヶ岳との鞍部に降りた。ここのところ十二ヶ岳へは女坂ばかり登っていたが、今日は久しぶりに胸を突くような男坂の急な道を登った。山頂手前にはレンゲツツジの蕾がたくさんあり、もう少しで咲きそうであった。山頂に到着すると珍しい知り合いがすでに登っていて声をかけられた。まさにこんなところで会うのは千載一遇のチャンスというくらい珍しい。十二ヶ岳山頂では写真撮影も忘れて話に耽ってしまった。ここで知り合いとは別れ、中ノ岳経由で小野子山との鞍部まで降りた。帰りは来るときと同じ道もつまらないので、ここから10数mほどコンクリートの林道を進む。すると右に分岐がある。その道は植林のための作業道らしく小野子山の中腹を巻いている。最終的には登りのコンクリート舗装道の最後の地点にぶつかる。この道は冬には谷川岳方面などの北側の眺めが良いので幾度か歩いている道である。今回最後は来た道に出る手前から左に分岐があったので、未知の道であるそちらに進んだ。すると赤芝登山口の10数m北に降り着いた。今回ゴヨウツツジは残念ながら満開ではなかったが、新緑と春の花々そして珍しい人に出会えてなかなか楽しい山歩きだった。
ツツジの蕾 小野子山中腹の作業道 作業道から子持山
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