小夜戸山、十二時山 十二時山
群馬県みどり市 小夜戸山(800m)、十二時山(1,056m)、丸山(1,064m)
【登山日】 2009年 1月 5日
【登山コース】
県道終点[11:14]→小夜戸山[11:51]→[12:04]865m峰[12:24]→十二時山[13:28]→林道峠[13:36]→丸山[13:49]→林道峠[14:00]→県道終点[15:19]
駒見山に続いて、小夜戸山に登るために小平塩原線を岩穴観音方向に県道終点(ここが林道小平座間線の起点)まで進む。この小夜戸山が山名について考えさせられる山である。(詳しくは「やまの町 桐生」のコラム「検証 小夜戸山はなぜ小夜戸山になってしまったか」をご覧ください。私はこのコラムの意見に賛成です。)そこで今回は相互リンクを張らせていただいている「オッサンの山旅」の「十二時山」の記録を参考にして、『群馬300山』の小夜戸山も廻るコースを考えた。
県道終点 道標の石 作業道分岐の道標など
林道終点の庚申塚の前に車を停め、民家の横を作業道に入った。民家の石垣には道標が立てかけてあり、そこには『右 山道 左 さやと』と文字が彫られていた。ここから沢沿いの作業道を進むとすぐにもう一軒人家があり、さらに進むと右の沢には廃屋となり潰れた家があった。ここから道は悪くなり、植林の中を進む。その先の分岐には、百番供養塔と猿田彦大神の石碑、そしてここにも入口と同様の道標が並んであった。
小夜戸山直下の伐採地 小夜戸山頂上のアンテナ 稜線
分岐からしばらく登ると伐採された斜面に出て急に視界が開ける。正面に大きな岩のあるこの伐採地はかなり急な斜面で、休み休み登る。登り着いたピークには共同アンテナ施設があった。ここがコラムでは小夜戸山とすべきピークといわれている場所である。樹林の間からは北の赤城山、袈裟丸山、男体山の白い姿が見える。稜線上のせいか北からの風が冷たく寒い。そこで少し先の865m峰まで進み、南斜面で日向ぼっこをしながら昼食を摂った。
袈裟丸山 鹿生峠の毘沙門天 870mアンテナ峰への植林地登り
昼食を摂ったあとは斜面を一気に下り、鹿生峠と思われる鞍部まで行く。ここには毘沙門天の石像がある。やはりこの辺の山は、北側の渡良瀬川沿いの集落の信仰の山々だったのだろう。ここから再び登りとなる。この登り斜面は、まだ若い植林と雑木の境界尾根を真っ直ぐに登る。するとここにも共同アンテナ施設が置かれていた。後ろを振り返ると先ほど昼食を摂った865m峰が大きく見える。
870mアンテナ峰 振り返って865m峰 残雪の北斜面
ここからはピークを右に左にと巻くように踏み跡が続いている。北側の斜面には雪が着いており寒い。最近ここを歩いた人はないようで、雪の上の足跡は獣のものばかりが着いている。また木には伐採作業で使ったものが放置されているのかワイヤロープが何ヵ所か残されていた。稜線上の境界標に沿って枯葉を踏みしめて進んでいくと十二時山山頂に着く。ここは展望のない樹木に囲まれたピークだが山頂標識は2つも付けられている。このピークから10分ほど進むと林道小平座間線の大間々町と座間の境界峠に出る。このきれいな林道で向かい側への取り付きを探していると1台のバイクが来て、何も遮るもののない赤城山の写真を撮っていた。このバイクが通り過ぎた後、向かい側に取り付きわずかの時間で丸山(『群馬300山』などで小夜戸山とされているピーク)に登った。三角点は半分は伐採された木に隠れていたが、山頂標識は2枚『丸山』と付けられていた。帰りは林道を7km近くひたすら歩いた。林道は日陰に少し雪や氷があったものの先ほどのバイクが走ることが出来るほどの状態だった。今回のこのコースは最後の林道歩きが長く余分だった。もし歩かれる方があるならば自転車をデポしておく方が良いのではないかと思う。
十二時山山頂 小平座間林道の境界峠 丸山(離山)山頂
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