飯山 飯山
群馬県神流町 標高 797m
【登山日】 2008年12月29日
【登山コース】
生利大橋[7:42]→作業小屋[8:13]→稜線[8:46]→飯山[9:03]→民家上部[10:17]→生利大橋[10:28]
今年の初め頃に集中的に神流町、上野村方面の『群馬300山』を登って以来の神流町方面への遠征である。ここ数日の寒波で北部の山もそして赤城、榛名でさえも雪を被ったので、比較的暖かい南部の『群馬300山』の登り残しをピークハントしに出かけることにした。
『町営生利住宅入口』の看板 登り始め 作業小屋
高速道路を利用して藤岡まで行き、後は一般道を旧万場町の中心地である生利まで走った。車は生利大橋のたもとの安全地帯に停め出発した。万場高校入口を過ぎ、その先の交差点を右に入る。するとすぐに『町営生利住宅入口』の看板があり、そちらに進む。住宅を過ぎ竜源寺を右に見ながらコンクリート舗装の道路を進む。やがて、庭で犬がワンワン鳴く民家を過ぎる。道はこの先細くなり、草も左右から覆い被さってくる。この先で右に分岐があると『群馬300山』には記述があったので、2カ所くらいの場所で右に入ってみたが藪で進める感じがしなかった。そこで直進したので作業小屋のある場所まで行ってしまった。これで『群馬300山』とほぼ同じコースになった。ここからは右側の石垣のある斜面を強引に稜線に向かって登った。30分ほどで稜線に出た。出た場所は飯山の前衛峰らしく広く平らになっていた。ここから少し下り、その後急な斜面を登り上げると大きな岩の固まりが2つほど現れ、その上が飯山の山頂となっていた。
斜面の石垣 前衛峰付近 飯山山頂
山頂からの展望はあまりなく、葉の落ちた木の間から西御荷鉾山の禿げた部分が確認できる程度であった。山頂には2種類の山名板があった。1枚はよく見かけるものであったが、もう一枚は初めて見るもので、金属板に山名と標高のシールが貼られ、そして隅に『寂峰』という文字も入っていた。また裏には年号が西暦や平成ではなく、戦前の呼び方の『紀元○年』と入っていた。特におもしろいピークでもないので、水分を補給してすぐに下山を始めた。しかしここで下り始めて全く方向を失ってしまい、しばらくいったところでコンパスで確認すると全くの反対方向に進んでいることが分かった。こんなこともあるのだな。後は稜線を下り、足元に生利の集落が見えるところまで行って再び道を失った。ここまでくれば強引に下っても大丈夫だろうと思い足元の集落を目指して下ると、竜源寺の東の民家の上部に出た。ここからこの民家の軒先に出て挨拶をすると気さくなご夫婦で飯山の話をいろいろしてくださった。山の斜面のいろいろなところにあった石垣は昔この山全体に蒟蒻畑がありそのときのもので、飯山の頂上にも蒟蒻畑があったこと、そして最近飯山に登る人が多いことなど話してくれた。
山頂標識 山頂付近からの眺め 民家付近から見た飯山
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