月夜野石尊山 石尊山山頂
群馬県みなかみ町 標高 751m
【登山日】 2008年11月18日
【登山コース】
遺跡入口[15:46]→八束脛洞窟遺跡[15:57]→石尊山[16:09]→岩峰[16:34]→下牧PA[17:10]→遺跡入口[17:40]
味城山に続いて、利根川の反対側にある月夜野石尊山に移動し登る事にした。日没も早くなったので急いで登ろうと考えた。しかし、この山歩きで大失敗をしてしまった。
八束脛洞窟遺跡入口 石段 B洞窟の宮
味城山からは玉泉寺を目標に進み、穴吹集落にある八束脛洞窟遺跡入口に到着した。車はこの入口の道に入れて停めた。5時には暗くなってしまうので急いで出発した。道は良く刈り払われていて歩きやすい。しばらく行くと石の鳥居が現れた。これをくぐり、山の斜面をジグザグに登っていくと長い石段が現れた。これを登り上がると八束脛洞窟遺跡に達する。ここのB洞窟に宮が置かれている。案内板を読むとここが埋葬場所であった事に少し驚いた。このB洞窟から岩場を巻いてこの岩峰の上に出ることができる。この岩には鉄の楔のようなものが打ってあり、上に立つことができる。ここからはなかなか眺めがいい。ちょうど太陽が雲の間から出て辺りは紅葉の赤と夕日の赤で鮮やかである。
遺跡の岩峰 岩峰からの集落方向の眺め 三峰山
この岩峰からしばらくの登りで山頂に着く。山頂には石祠が置かれ、脇の松の木に山名板が付けられていた。ここまで20分ちょっとで到着したので、このまま戻らずもうひとつの岩峰まで行って下山しようと考えた。これが今回の失敗の原因で、北方向に稜線を進み鞍部から次のピークに登ったが岩峰は見つからなかった。そこで来た道を戻った。しかし、石尊山の手前で脇の稜線に進んでしまったようで、ここでもうひとつの岩峰に出た。ここで地図など全く持たなかったのに、薄い記憶で『群馬300山』ではこの岩峰を巻いて降りたはずと思い、下り始めた。これが失敗で、下山後に地形図で確認してみたが、実は方向を失っていて南の斜面を下りるはずが北の斜面を降りたようだった。この斜面を下って行くと林道に出た。明るいうちに林道に出たことですっかり安心した。これで日没になっても林道だから足場も良く、道に迷う事もないと考えた。しかし、この林道はいくら歩いてもなかなか集落にでない。やっと明かりのあるところに出るとそこは関越自動車道の下牧PAだった。自分の位置が分かって安心したが、登山口の反対側にいるのでこれから関越自動車道の側道を延々歩いて戻らなければならなかった。真っ暗な道を30分以上歩いて駐車場所にやっと着いた。反省点の多い山歩きだった。一歩間違えば遭難である。
山頂標識 もうひつの岩峰から見た吾妻耶山方面 もうひつの岩峰
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