高畠山 左から泉山、高畠山、鋸山
群馬県みなかみ町 標高 1,143m
【登山日】 2008年11月 6日
【登山コース】
駐車地[8:22]→102鉄塔[8:33]→やせ尾根[8:59]→[9:23]高畠山[9:35]→102鉄塔[10:05]→駐車地[10:15]
前回の保戸野山の紅葉がちょうど見頃だったので、今回も旧新治村の『群馬300山』をいくつかピークハントしようと出かけた。
初越峠 102鉄塔から見た高畠山 尾根
まずは高畠山に登るためにたくみの里を目指した。高畠山へは高畠牧場から登るのが比較的楽なようであったが、地図を調べてみても道がはっきりしない。前回のように登る前に迷うのはいやなので、『群馬300山』に書かれた初越峠からのコースで登ることにした。たくみの里から最初に見えた泰寧寺の裏山である泉山は、なかなかきれいでいずれ登ってみたいと思わせる山だった。その横には今日登る高畠山の駒形岩が大きく聳えていた。こちらから見ると高畠山はかなり急峻な絶壁の山である。初越峠への道は、右下に自動車修理工場を見るところで舗装が途切れている。この先も進めるようだが道の中央に高い草が生えていて車のお腹をこするようなのでこの付近に駐車することにした。しかし、この付近には立入禁止の看板がたくさん立っているので無用なトラブルを避けるため来た道を戻り広くなったところに停めて出発した。
やせ尾根 斜面の紅葉 山頂 三角点
初越峠にはすぐに到着し、102鉄塔への巡視路に入り鉄塔の下に出た。鉄塔付近からは谷川連峰が眺められた。ここから尾根に取り付き登り始めた。しばらく登ると最近人が歩いた跡があった。『群馬300山』などで紹介されたので私のように歩く人が増えたのかもしれない。やがて目の前には急な岩場のやせ尾根が現れた。両側は切れ落ちており、手掛かり足がかりとなる岩や木の根ももろいものが多く、慎重に選んで登らないと危険である。登りながら下りの心配をしてしまうような危険箇所である。やせ尾根を登りあげると平らになり、すぐに枯れ葉に覆われた急斜面になる。この斜面は手足すべてを使わなくてはとても登ることのできない難所である。このコースは実に大変な登りである。ここを登りあげると再び平らになり、そこには目印に赤いテープが木に巻き付けられていた。そして、最後の緩斜面を登ると杉林の平らで広い山頂に到着する。山頂には、三角点とその横にだんだら棒が立ててあった。登りの大変さに比べて実に地味な山頂である。山頂には珍しく山名標識はなく、近くの木にイニシャルと『2008.11.4 高畠山に登る。』と書かれた紙が木に巻き付けられていた。あの踏み後はこの人のもだったのかななどと考えた。山頂は西が杉林で他も雑木に囲まれ眺望はほとんどのぞめないが、唯一南東方向だけ見ることができる。そちらには、先ほど下から見た泉山や駒形岩が手前に見え、その向こうには子持山、赤城山が見える。西側に進み高畠牧場方面を少しのぞいて、すぐに下山した。下山は来た道を慎重に下った。やはりやせ尾根の下りは大変でずいぶんと緊張した。
樹林の切れ目からの眺め 下りに見上げたやせ尾根 高畠牧場方向からの高畠山
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