保戸野山 保戸野山の紅葉
群馬県みなかみ町 標高 1,074m
【登山日】 2008年11月 3日
【登山コース】
巡視路入口[9:07]→109鉄塔[9:22]→大楢[9:45]→108鉄塔[10:07]→[10:19]保戸野山[10:28]→大楢[11:14]→巡視路入口[11:52]
昨日に続いての山歩きなのであまりハードに歩きたいとは思わなかった。そこで、月夜野、新治付近の山を『群馬300山』から選んで登ろうと出かけた。そんな杜撰な計画なので『群馬300山』以外の地図や資料を持たなかった。そのため道に迷い、登山口到着に1時間以上の余分な時間をかけてしまった。
登山口は合瀬集落付近にあるので、まずは道路地図で合瀬を目指す。国道17号線を進み、猿ヶ京の温泉街を過ぎ、テルメ国境の先から法師温泉、赤沢スキー場方面分岐に入る。しばらく進むと左に分岐する道があるので、左折してそちらに進むと合瀬大橋に出る。この橋を渡ると合瀬集落が見える。この橋は新しいらしく、『群馬300山』の概略図にはなかったので相対的な位置関係が分からなくなってしまった。橋を渡ってすぐに左に入ると集落に入り、猿ヶ京方面の旧道に進む。ただしこちらは現在通行止めとなっていた。登山口へは橋を渡って川沿いに右方向に進む。こちらに行く道の方が太くてしっかりしていて、集落に入る道は脇道という感じである。この道を進むと左側の刈り払われた場所に送電鉄塔がある。さらに進むとカーブミラーの設置された場所で、この道に林道が交差している。ここが登山口となる。この道を右にはいるとすぐに『巡視路No3矢木沢線』という立て札があり、ここを右に入る。迷いに迷ってやっとここに来た。気を取り直し、身支度を整えて出発した。
巡視路入口 木の橋 109鉄塔
杉林に中を進むと道は下り、沢に下りる。そこには木の橋とワイヤーをビニールでコーティングした手すりがあった。細くて、一部板が割れているところもあったので慎重に渡る。今度は急な斜面を巡視路に沿ってジグザグに登る。すると2つの鉄塔が隣接してある場所に出る。地形図の送電線が交差している場所である。ここまでは刈り払われて歩きやすい道であったが、ここから尾根に進むとわずかな間であるが藪がある。林にはいると藪はとぎれ枯葉の登りとなる。ここからの道はテープのマークもあり、尾根に従って進めば分かりやすい道である。しかし傾斜は急で息が切れる。やがて尾根上には少し枯れた大楢の木が現れる。さらに登ると周りには紅葉の木々が現れ見事である。この辺りの紅葉はもう遅いかと思っていたが、ちょうど良いところのようである。尾根の傾斜が少し緩んだところで鉄塔が見えてくる。この鉄塔の手前は刈り払いがされておらず、草は枯れているが棘のある木があり、足で踏みつけながら背丈ほどの藪を通らなければならない。ここを過ぎると108鉄塔に出る。周りはきれいに刈り払われ、眺望も良い。ここからは赤沢スキー場方面や向かい側には17号線も見える。東には猿ヶ京方面の眺めも良い。辺りは紅葉がちょうど盛りで斜面は色づいている。眺望と紅葉を楽しみながら、ここで一休みした。
大楢 登山道 108鉄塔
108鉄塔からの登り 108鉄塔から見た紅葉 108鉄塔からの眺め
今日は太陽は顔を出さないが、風もなく暖かい。急な登りのせいもあって大分汗をかいている。108鉄塔からは南北に刈り払われた巡視路がある。南側には谷に急に下る道があり、北には斜面を巻いて道がある。帰宅後にネットで調べるとこの道を南に下っても登山口に戻れたようだった。鉄塔から頂上に向かって進む尾根は刈り払われたばかりらしく歩きやすい。ここから細尾根をしばらく進むと保戸野山頂上に出る。山頂標識が2ヶ所に設置されていて、足下には枯葉に覆われた三角点もあった。さらに奥にはここよりももっと高いピークが見えているが、ここが頂上のようである。この頂上付近も紅葉は今が盛りできれいである。樹木に囲まれてあまり眺望も得られないので、少し休んで下った。帰りは忠実に戻ったつもりであったが、2ヶ所ほどで道を失い、戻ったりしたので、登りとほぼ同じ時間をかけて降りることになった。今日は登る前から迷い、下りでも道が分からなくなって、下山したときにはすっかり意欲が失せて、時間はあったがもう一山に行く気力はなかった。
保戸野山山頂標識 山頂付近の紅葉 山頂
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