前武尊(不動岳経由) 前武尊
群馬県片品村 前武尊(2,039m)
【登山日】 2008年 9月13日
【登山コース】
川場野営場[9:00]→不動岳分岐[9:26]→尾根合流[9:56]→カニの横ばい[11:00]→天狗岩[11:20]→[12:05]前武尊[12:25]→スキー場分岐[12:50]→川場野営場[13:46]
今回は山田昇杯に出場するのでコースを試走したいという友人の輸送をすることになって武尊山に出かけた。
オオハンゴンソウ 川場尾根への登り 友人を川場野営場に送り、武尊高原キャンプ場に迎えにいくが、その間約6時間ぐらいかかりそうだということで、暇つぶしに久しぶりに前武尊へ不動岳経由で登ることにした。友人と川場野営場まで向かった。彼は山田昇杯のルールで前武尊をスタートから90分以内に通過しなければならないので、それに挑戦するということでスタートした。私は前夜の飲み会の酒も少し残っていたので、それより遅れてゆっくりとスタートした。天気は曇りであるが結構蒸し暑い。登山道を登り始めてしばらくで、不動岳経由とスキー場方面の分岐に出る。今回は予定通り修験道の道、不動岳経由に進む。道はすぐに川に下りる。ここは初めて武尊山に登ろうとしたときに勘違いして、沢沿いに登ってしまい失敗した苦い記憶の残るところである。今は丁寧に川沿いに一旦下ってから登る案内がある。ここからは木の根の出た急な斜面の林の中を川場尾根に向かってジグザグに登っていく。尾根にたどり着いたところで、旭小屋からのコースに合流する。これからいよいよ鎖と岩の難コースである。以前にこのコースを通ったのは下りで、そのときには登りはかなりきついと思った記憶が蘇ってきた。
鎖場 カニの横ばい 背すり岩
最初は岩に簡単な鎖がつけられている程度で、鎖なしでもと思うようなコースであったが『禅定の窟 群馬修験』という看板と御札のある岩窟の辺りからいよいよ難コースになってきた。天気は悪くなってきて霧がだいぶ出てきた。見晴らしが悪い分だけ恐怖感も薄れるが緊張は続く。不動岳と思われる岩の上も通過し、前回下ったときに最も難所と思われた『カニの横ばい』から『背すり岩』の間にある垂直から水平に曲がる鎖は健在であったが、その横にはこの部分を避けて登る新しい鎖が設置されていた。やはり少し難所は改善されたのかと思いながら新しい鎖のコースを進んだ。ここから先はもうそれほどの鎖場もないので一安心である。天狗岩の頂上につくと剣が峰と前武尊は確認できたが、武尊山方面はガスの中である。ここで一休みした。この先で鎖場は終了し林の中の登りとなるが傾斜がきつく休み休み登る。前武尊の頂上に着くと2組が休んでいた。頂上では屋根の下で大和武尊の像が遠くを眺めながら出迎えてくれた。ここで昼食休憩を取った。
天狗岩 天狗岩頂上 ダイモンジソウ
天気は相変わらず悪く、展望も得られないし、年配者の団体が武尊山からやってきたので下山することにした。しばらく降りてスキー場分岐に到着すると、私より先に下山にかかったグループがスキー場の斜面を降りていくのが見えた。リフトの下まで舗装道があり、そこまで車で入ったようであった。しばらく進むと少し雨が落ちてきたがすぐに止んでしまった。出発点の川場野営場に着くと1時半を過ぎていたので支度をして友人を迎えに武尊高原キャンプ場に向かった。武尊高原キャンプ場に向かう道では、警察が一斉検問を行っていた。行って分かったがキャンプ場で大規模なレイブが行われるようで、この間のみなかみ町のレイブでの麻薬事件を受けて行っていたようであった。キャンプ場内を歩いてきた友人によれば、たくさんの外国人がいて、大きなスピーカーやアンプがキャンプ場内に設置されていたということであった。自然に囲まれた場所と不釣合いのイベントのように思えるのだが。
ヤマトタケル像 リンドウ スキー場
TOP 記録 2008 群馬の300山
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