子持山・小野子山 小野子山
群馬県渋川市、高山村、沼田市 子持山(1,298m)、小野子山(1,208m)、雨乞山(931m)
【登山日】 2008年 8月31日
【登山コース】
子持神社鳥居[10:30]→屏風岩登山口[11:15]→オオタルミ[12:08]→柳木ヶ峰[12:33]→[12:53]子持山[13:10]→天文台[14:07]→赤芝登山口[15:00]→小野子山[16:19]→雨乞山[16:54]→電波塔登山口[17:24]→小野上駅[18:18]
8月の最終週に夏休みをとって高い山に出かける予定でいたが、ここのところの天候不順で遠出は中止した。昨年は鹿島槍ヶ岳を計画したが台風で中止となり、今年もダメということで欲求不満がたまる。その上ここ3週間ほど山に出かけていないこともあり、8月最終日にわずかな雨の隙間を縫って、暑いことは覚悟の上で、地元の低山である子持山と小野子山をつないで登ることにした。
大鳥居 子持神社 山に出かけたくて仕方がなかったのだが、天気予報は全国が毎日雨とういう天気で欲求不満がたまっていた。日曜日の遅い時間に目覚めると少しはまともな天気であった。そこでもう遠くまで行く時間はないので、地元の山を歩くことにした。そこで今まで経験したことのない子持山と小野子山を繋いで歩くということを思いついた。山道を運転するのは絶対やだという奥さんに懇願してどうにか子持神社の大鳥居の所まで車で送ってもらうことになった。大鳥居付近で降りて、早速歩き始めた。いつもならば車で直進し、空恵寺との道が合わさる方から子持神社に進むのだが、今日は歩きなのでアップダウンの少ない左の道を歩いて、子持神社に向かった。すると子持神社手前に百名山の登山口にあってもおかしくないような広大な登山者用(?)の駐車場が現れた。これが新聞で以前に計画が出ていたものらしかった。だが、子持山に登る人はもっと奥の6,7号橋付近まで車で入るのだから無駄のように思えるのだが?さらに子持神社を過ぎ、1号橋から順次橋を渡って奥に進んだ。ここのところの大雨のせいで山自体が水を保持できず、道路の上も川のように水が流れていた。もちろん川もいつもよりはたくさんの水が流れていた。今日は出発が遅かったし、小野子山まで行くので獅子岩方面には寄らず、川に沿って真っ直ぐにオオタルミに向かった。川沿いの登山道も降った雨でえぐれており、いつもは涸れている沢の道も川の中であった。
獅子岩に続く尾根 子持山山頂 山頂から見た沼田の河岸段丘
オオタルミで今日初めての登山者と出会った。私と同じようにこの暑いのに物好きな人がいるようである。オオタルミから柳木ヶ峰まではかなりの急登で休み休み登った。さらに柳木ヶ峰から頂上まででも下山してくる3人組とすれ違った。山頂に着くとそこは無人であった。ここで休みを取り、昼食とした。久しぶりの山歩きと暑いせいでなかなかペースが上がらず、予定していた時間よりも遅れていた。予定では十二ヶ岳まで行って、中之条方面に降りて電車で帰るつもりだったが、無理なようである。頂上からは久しぶりに電波塔まで降りて、さらに整備された林道を天文台まで歩いた。ここからは舗装道路を歩き子持牧場方面に進む。さらに北毛青年の家を通り、小野子山の登山口である赤芝登山口についた。ここも普段は車で通るせいか歩行時間を読み違い予定よりも大きく遅れた。この辺りで気力体力ともに衰え、もう計画を中止しようかと思ったが、ここでやめてしまうと欲求不満も解消されないような気がしたので、小野子山までは行こうと気を取り直した。赤芝登山口からの道は夏草が茂っており歩きづらい。山腹を巻く作業道との分岐から先はさらに草が深く、アザミなどの触れると痛い草が道に覆い被さり、暑さと鬱陶しさでまたも気力が失せて、時間を食ってしまった。やはり夏に来る山ではなかった。姉妹ツツジの手前からやっと尾根道となって歩きやすくなり、どうにか頂上に着いた。
フシグロセンノウ 雨乞山 伐採地付近から見た林道と採石場
頂上から家に電話をして電車の時間を調べて貰うと小野上駅18:16ということで、かなり厳しいギリギリ間に合うかどうかの時間である。休憩もあまり取らずすぐに下山に取りかかった。急な道を下り、途中から雨乞山に登り返し、再び伐採地の急な道を下りNHKの電波塔を経て登山口まで1時間で下りた。さらに舗装された林道を国道353号線に向かって下りて、国道を西に進み小野上駅に着いた。電車は残念ながらちょうどでたところであった。途中走れば間に合ったかもしれなかったが、もうそんな気力もなかったので仕方がなかった。しかし、無人駅である小野上駅の時刻表を見るとこれから1時間半上り電車は来ない。駅前のバス停の時刻表を見ると渋川行きの最終便は既に18時前に終わっていた。仕方なく誰もいない無人の駅で1時間半時間をつぶして帰路についた。結論は夏に低山は歩きべきではなかったということかもしれないが、山を歩けなかった欲求不満は消し飛んだ。
TOP 記録 2008 群馬百名山 群馬の300山
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