小黒檜山 小黒檜山
群馬県 富士見村、沼田市、桐生市 黒檜山(1,828m)、小黒檜山(1,644m)
【登山日】 2008年 8月9日
【登山コース】
大洞登山口[8:20]→[9:15]黒檜山[9:25]→小黒檜山[10:52]→大洞登山口[12:30]
遠出が続いたので近場で涼しいところということで赤城の黒檜山へ出かけた。予定では黒檜から駒ケ岳を周回して帰るつもりであったが、北面の展望台から小黒檜山を眺めているうちに登ってみたくなり、予定外の真夏の藪漕ぎとなってしまった。
猫岩付近から見た大沼 黒檜山山頂 通いなれた大沼への道を進み、大洞の登山口前に着いた。駐車車両は数台で思ったよりも少ない。やはりこんなに暑い時期は、もっと高い山に出かけているのかなどと思いながら支度をして出発した。最初から岩の急な登りなのでいつもの通りゆっくりと進んだ。この登りは幾度も経験しているので、そのときの体調を測る目安となる。大体1時間前後で黒檜山頂上に到達する。今日はゆっくり進んだが1時間かからずに頂上に到着した。体調は良いようである。頂上手前の道はツツジで覆われ狭くて歩きづらい記憶があったが、だいぶ刈り込まれて歩きやすくなっていた。更に頂上から北の展望台へ向かう道も刈り込まれて歩きやすくなっていた。北の展望台からは夏にしては眺望がよく上州武尊山、燧ケ岳、至仏山、日光白根山、谷川岳などが見えた。
燧ケ岳 日光白根山 谷川岳
尾根の笹原 展望を楽しみながら休んでるうちに目の前にある小黒檜山に行きたくなってきた。しかし、地図は持ってきていないし、冬に比べて葉が茂っているので見通しも利かない。不安はあったがそれほど距離もないのでロスをしても取り返せるだろうと考えて小黒檜山頂上の反射板を目指して行くことにした。北面の展望台となっているガレた斜面を下り、樹林の中の笹原を下った。樹林に入ってすぐにマークのビニールテープは1ヶ所あったがその後は見当たらず、手探りで進んだ。樹林の中は全く見通しが利かなかったことや私の勘違いもあり、予定した尾根よりもだいぶ右方向に下りてしまった。樹林の間から視界が開けたところから修正のために尾根方向に進んだ。途中の笹は場所によっては肩ぐらいまでとなり羽虫のような小さな虫がたくさん寄って来て耳や鼻、口などに入りそうになる。耳が一番まずいのでICプレーヤーのヘッドホンして防いだ。口鼻には数匹が入った。またどうやら蚊もいたようで数箇所くわれた。蒸し暑さと虫の攻撃にさらされながらどうにか尾根の上に到達した。時計を見るとすでに1時間が経過していた。尾根の上は笹も薄く、背丈の高いものでも腰ぐらいの高さであった。尾根に従って進んでいくと木にはマーキングが次々に見られた。少しのアップダウンを経て、20分ほどで小黒檜山頂上に到達した。
小黒檜山 反射板と標柱 小黒檜山から見た黒檜山
小黒檜山頂上は反射板とそれの借主である草木ダムの水開発公団などの文字の入った標柱だけで笹に覆われていた。スタートの黒檜山は後ろに日があるせいか黒く見えた。ここで相変わらず虫の攻撃を受けたので、水分補給をして帰ることにした。帰りも無計画なため、とりあえず稜線に沿って黒檜山斜面まで行き、昭和村方面への道路に出ることにした。尾根を黒檜山の登りになるところまで忠実に戻り、そこからは崖をよけながら下ると堰堤に出てその脇の林道を下り、カーブナンバー45付近に下りた。そして大洞の登山口まで日陰を選びながら車道を歩いた。まったく無計画で歩いたので、人に進められたものではないが、黒檜山から小黒檜山までは少しは歩かれているようで、葉の落ちた秋や冬ならば見通しもよく、それほどのルートファイトをしなくても歩けるのではないかと思う。
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