四阿山 四阿山
群馬県嬬恋村 長野県上田市 標高 2,354m
【登山日】 2008年 6月28日
【登山コース】
四阿高原ホテル[6:38]→中四阿分岐[7:44]→中四阿[8:25]→根子岳分岐[9:05]→[9:18]四阿山[9:38]→分岐[9:52]→四阿高原ホテル[11:02]
昨年、十二ヶ岳で会った方が「明日は鳥居峠の林道が一時的に開放されるので四阿山へ行く」と話していた。その後、上毛新聞でこれが好評だったので林道を開放するという記事を見かけた。記事の詳細は忘れてしまったので、ネットで調べてみるが分からなかった。そこで今回出かけてみることにした。
駐車場 別荘地のゲート 鳥居峠には家から1時間半ほどで到着した。峠の林道ゲートは閉じられており、峠周辺の路上に、十台くらいのワゴンが駐車して子供たちが支度をしていた。駐車余地もなく、ゲートも閉まっているようなので、細かい確認はせずに四阿高原ホテルから登ることに変更した。四阿山には、鳥居峠からのコース、茨木山経由のコース、菅平からのコースからは登ったが、四阿高原ホテルからのコースは未踏だったので躊躇なくこちらからに変更した。鳥居峠から長野県よりに少し下り、右折し進むと四阿高原ホテルの入り口に出る。更に進むとホテルの手前右側に登山者専用の無料駐車場がある。ここに停め出発する。天気予報は曇りであったが、時々青空ものぞき日も差すので予報よりは期待できそうである。ホテルの駐車場には、「無断駐車金2千円」や「宿泊者以外駐車禁止」などの看板が目立つ。無料駐車場以外に停める登山者がかなり多いのだろう。
牧場の道 レンゲツツジ ホテルの脇から舗装された道路を進むと別荘地の中を通る。ここにも「私有地につき無断駐車禁止」の看板があった。別荘地の中を登り、突き当ったところにゲートがある。この脇を進み、いよいよ登山道らしくなる。林の中をしばらく進むと正面に牛が現れ牧場となる。牧場の柵に沿って進むとゲートに出る。ゲートは閉じているが鉄の棒を横にずらすと簡単に通れる。更に続くゲートを抜けると作業道に出る。この先は沢の脇に登山道があり、その両側に牧場の柵がある道をまっすぐに登る。笹があまり刈られていないので、朝露がズボンの裾にかかりびしょ濡れである。牧場を登りきったところから再び林の中に入る。登山道の両側にはレンゲツツジが満開で、辺り一面レンゲツツジだらけである。レンゲツツジを楽しみながら進むと少し広いところに出る。ここが中四阿経由の道と直接四阿山へ行く道の分岐となる。登りに中四阿経由として先に進む。
中四阿分岐 中四阿の尾根 分岐からしばらくは平坦な道を進み、正面に中四阿の尾根が見えてくると少し傾斜にきつい登りとなる。ここを登り、尾根に出ると尾根上は大きな石のごろごろとしたアルペンな雰囲気の登りとなる。天気も回復してきて、ガスが巻いていた根子岳方面も顔を出し始めてきた。足元にはベニバナイチヤクソウ、ハクサンチドリ、イワカガミなどの花が咲いていた。道はダボス牧場からの登山道と合流し、稜線を登り上げたピークが中四阿と呼ばれる場所のようである。ここで今日始めての休憩を取った。根子岳方面はガスが晴れて見えているが、四阿山はガスが巻いていて見えない。中四阿からは一旦鞍部に下り、四阿山へと登る。最初は少し樹林帯を通るがほとんどは砂礫の道で、足元にはイワカガミがたくさん咲いている。
イワカガミ ベニバナイチヤクソウ ハクサンチドリ
根子岳からの道と合流するところで結構大人数の団体と一緒になってしまった。結局ここから頂上まではこの団体と一緒に登る羽目になってしまった。頂上の手前は木道になっていて、鳥居峠からの道と合流する。頂上に到着するとまだガスは巻いているものの少し青空ものぞき天気が回復しそうな兆しが見えた。頂上で休み、この団体の方に話を聞くと関西からツアーで来ており、今朝5時に菅平から登り、根子岳経由で来たとのことであった。それ以上は聞かなっかったが、もしかすると金曜の夜中に出発して土曜日の夜に帰る弾丸ツアーのようなものなのかもしれなかった。食事をしながらしばらく休憩をしているとガスも晴れて米子不動方面も見えてきた。帰りは根子岳分岐の先までは同じ道を戻り、そこからは直接四阿高原に下る道を降りた。午前中に下山という少し早い下山だったが、久しぶりの四阿山はたくさんの高山植物と満開のレンゲツツジに会えて楽しいものとなった。 ところで鳥居峠の林道であるが、帰りに降りて様子を見るとゲートは閉まっていたが、横には「この林道はいつでも止まれる速度で進んでください・・・・・」と入ることを想定したような看板が立てられていた。結局謎のままである。
根子岳 頂上の手前の木道 上州祠
【追記】
鳥居峠のゲートについて久保さんよりすぐに以下のメールをいただきました。
私も6月14日に四阿山に鳥居峠より登りました。 上毛新聞で林道のゲート開放の報道がありましたので 利用しようと思いまして。 ところが現場に着いたらゲートが締まっているように見えたので 車から降りて、ゲートに行ったら、各自でゲートを開けて通過したら またゲートを閉めて下さいとの案内文が表示されていました。 ゲートは施錠していなくて手で開けられる状態でした。 下山して駐車場で一人の男の人がゲートが閉まっているものだと 思い歩いて来たという人がいました。 一寸わかりにくい状態ですね。
林道は開放されているようです。情報どうもありがとうございました。(08.06.30)
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