袈裟丸山 奥袈裟より最高点
群馬県みどり市、沼田市、栃木県日光市
小丸山 1,676m、前袈裟丸山 1,878m、後袈裟丸山 1,910m
中袈裟丸山 1,900m、奥袈裟丸山 1,958m、袈裟丸山最高点 1,961m
【登山日】 2008年 5月22日
【登山コース】
折場登山口[5:33]→賽の河原[6:21]→[7:00]小丸山[7:10]→[7:58]前袈裟丸山[8:08]→後袈裟丸山[8:32]→中袈裟丸山[9:03]→奥袈裟丸山[10:10]→[10:29]最高点[10:40]→奥袈裟丸山[10:51]→中袈裟丸山[11:49]→[12:00]前・中袈裟鞍部[12:15]→後袈裟丸山[12:30]→前袈裟丸山[12:56]→賽の河原[14:12]→折場登山口[14:43]
『今年は花の当たり年だ』などということを聞くのだが、残念ながらアカヤシオをお腹いっぱい見ていない。ここ数年、休日の袈裟丸山はすごく混雑しているらしいので敬遠してきたが、平日に休みが取れたので、まだ未踏の奥袈裟に登ることも含めて袈裟丸山に出かけてきた。
奥袈裟まで行くので、朝早く家を出た。赤城南面道路を進み、まずはコンビニで朝飯と昼飯を確保しようと思ったが、セブンは少し飽きていたのでスルーし、その先のミニストップでと思い進むと早朝は閉まっている。仕方がないので122号線沿い黒保根道の駅のセーブオンでと思ったら、ここはいつの間にかデイリーヤマザキとなっていて、まだ開いていない。仕方がないのでリュックの中の予備食のカロリーメイトと賞味期限が7日前に切れていたウィダーで朝食とし、昼飯はカップラーメンとした。最初から幸先が悪い。5時半頃に折場登山口に着くとすでに3台駐車されていた。うち2台はこれから朝食のようで、支度をしていた。奥袈裟まで行くのなら群界尾根からが便利なのだが、小丸山のヤシオが丁度良いらしいことと折場登山口から登ったことがないことから来て見た。ここは、予想以上に整備されていてきれいである。まずは登山口の急な階段を登りスタートした。
シロヤシオ 笹原 アカヤシオ
階段を登る途中には、ミツバツツジやシロヤシオが結構咲いている。左手には朝日を浴びて袈裟丸山がきれいである。やがて、笹原が左に大きく広がる斜面に出る。左下には滝も見える。歩き始めは実に快調である。物見櫓を過ぎ、賽の河原に出ると終わりかけのアカヤシオが現れる。天気もよく、暖かいせいかかなり汗ばんできた。さらに進み、唐松林を過ぎ、小丸山まで休みを入れず1本で来てしまった。ここで一休みすると目の前には、前袈裟から奥袈裟辺りまで連綿と連なる山々が一望できた。そして、雪を残した日光白根や皇海山、男体山も見ることができた。また、アカヤシオは小丸山の周りは満開で、十分に堪能できてもうお腹いっぱいである。これで今日の目的の半分は達成することができた。
袈裟丸連峰 小丸山のアカヤシオ 八反張
小丸山避難小屋の黄色い建物を過ぎ、結構深い笹原を進み、急傾斜を登りあげ前袈裟丸山に着いた。以前に登ったときのイメージよりはきつくない登りであった。ここでスポーツドリンクで水分補給をして一休みした。ここから八反張へ降りて後袈裟に行くのだが、途中には通行禁止の張り紙があったので、以前に比べてどれだけ荒れているのかと不安に思いながらいったが、前袈裟斜面が少し削れていて杭が浮いている以外は数年前と変わらず別にどうということのないものだった。通行禁止の要因は、この山に花を見に訪れる人が増えて、この程度でも危険だと思われる人が増えたせいだろうか。八反張りから後袈裟までは短いが急傾斜な斜面をゆっくりと登った。後袈裟にはもう先客がいて、話をするとどうやら登山口にあったもう一台の所有者であった。こんな早い時間に登っていたのでこれからの事を伺うと、この後は下山し、備前楯山の向かうとのことだった。私が奥袈裟に行く事を告げると郡界尾根から来た方がすでに奥袈裟に向かったとのことだった。私も早速出発した。
中袈裟丸山 奥袈裟三等三角点 袈裟丸山最高点
後袈裟から先は今までに比べて道も悪く不明瞭な部分も多い。一旦大きく鞍部まで下り、登り返すとピークには中袈裟の標識が掛けれられていた。さらに進むほど道は悪く不明瞭箇所も多い。倒木が道をふさぐ場所も多く、マーキングのテープもはっきりしない。シャクナゲの枝や倒木の枝などで肘や膝、向う脛等をぶつけたり擦り剥いたりした。それでも稜線を外すことなく進めば道を間違えることはないようだ。いくつかのピークを越えて、残雪の脇に奥袈裟の三等三角点を見つけた。さらに袈裟丸最高点を目指して進むと先に奥袈裟に向かった方に出会った。この方は今日はじめてであった登山者が私だったようで驚いていた。しばらく進むと標識が地面に置かれた最高点に到着した。ここからの眺めは良く、小法師尾根や皇海山、日光白根山も見える。一休みして帰路についた。相変わらずの悪路を戻ると気温が上がってきたせいで暑く水分補給の回数も増えてきた。中袈裟手前で奥袈裟方面に向かう人とすれ違った。こんな平日に私も含め3人もこのコースを歩くとは驚きである。中袈裟と後袈裟の間の鞍部の日陰で昼食をとり一休みした。この後は来た道を忠実に戻り、帰った。時間も長く、距離も長く大変な歩きだったが下山後の充実感がたまらずまた山に登ろうと思ってしまう。
TOP 記録 2008 群馬百名山 群馬の300山
inserted by FC2 system