六軒山 六軒山山頂付近
群馬県片品村 標高 1,723m
【登山日】 2008年 5月18日
【登山コース】
駐車地[7:03]→林道ゲート[7:10]→[7:42]香沢上流ダム[7:50]→[8:48]深山橋[9:00]→分岐[9:34]→[9:52]六軒山[10:37]→林道ゲート[12:53]→駐車地[13:00]
相変わらず雑事に追われて残念ながら山歩きになかなか時間がとれない。18日はどうにか山に行けそうだったが、最近の忙しさにかまけて何処の行くか前の日まで考えていなかった。花は見たいが混雑する山はいやだし、県外まで長い運転をするのも気が進まない。しかし、今までに行ったことのない山に行ってみたい。そこでネットを検索し、群馬山岳移動通信さんのHPで六軒山を見つけ行くことにした。ここはほとんどが林道歩きで気を遣わずにひたすら歩けるし、天気に恵まれれば周辺の山の眺めも良さそうだと思い決めた。
ゲート 香沢上流ダム 家を出る時間は、久しぶりに5時半と早朝にした。車を運転しはじめると空は暗く、夕べ降った雷雨で道も濡れている。あまり期待の持てない天気のようである。薗原ダムを通って片品に向かった。薗原ダム付近では一旦日は差したが、その後は霧が巻いてきてしまった。さらに進み、鎌田から金精峠方面に向かい、白根温泉手前の香沢林道入口の売店についた。林道入口にはゲートがあり、その手前の両脇には石が置かれ駐車は困難、その上、売店駐車場には『無断駐車禁止』とあるので、無用なトラブルを避けるために、120号線を戻り、道路脇の避難帯に車を置いた。この駐車場所を探すのに林道入口前を往復していると軽トラックがゲートを開けて林道に入っていった。もう少し時間がずれればこの軽トラックに乗せてもらえたかもなどと思いながら出発した。120号線を7分ほど歩き、ゲートを抜けて林道に入り、進んだ。
唐松林 満開の山桜 かなり整備された林道を左側に香沢を見ながら進んでいく。香沢には堰堤とダムがたくさん設置されている。ダムだけでも香沢下流、香沢、香沢上流の3つがある。そのほか堰堤は、支沢も含め数十はあると思われる。花はミツバツツジがダム付近に数本ある他はほとんど見あたらなかった。天気も時々日が差す程度にはなってきた。北側には青空がのぞき、南は鉛色の雲といった感じである。天気の回復とともに気温も上がり、汗をかいてきたので、香沢上流ダムで一息入れる。周りはまさにむせかえるような新緑で、春を感じる。さらに林道を進むとつづら折りに林道は登り、いくつかの橋を渡り、唐松の植林に入る。この唐松の新緑も見事である。途中にはちょうど見頃の山桜が咲いていた。やがて、香沢大橋という大きめの橋を渡り、さらに深山橋を渡ると人工的に開削したものか、自然に崩れたものか大規模に岩が崩落した場所に出る。ここをすぎて少し上るとゲートにぶつかる。ここはネットで見た通り、鍵はかかっていない。ここで一休みする。
巨大な切り株 山頂から四郎岳方面 さらに進むと今までよりも傾斜が少し増し登りとなる。林道の分岐にでると右は舗装されており、左は土の道となっている。地図によれば、六軒山へは左へ進めばいいのだが、右の道を行くと笠ヶ岳へも登れるらしいことがネットの記録にあり、実はその下見もかねて今回六軒山へきたのである。そこで少し右の道を登ってみた。コンクリート舗装は続き、どんどん登っていっているようであった。この先はこんど笠ヶ岳に登るときに回して分岐に戻り、六軒山に向かった。分岐からしばらく行った林道右の唐松林の中には、伐採された切り株があったのだが、直径3mぐらいあり、ひとつの株から数本の幹が出ていたようでかなり巨大なもののようであった。いったい何の木だったのだろうか。林道をさらに進むと今までで一番急な登りになりそれを登り切ったところが峠のように切り開かれた六軒山頂上付近であった。横の笹藪の中に三角点と山頂標識があるらしいので、藪の中をしばらく探してみたが『六号』と彫られた細いコンクリートの杭以外は何も見つからなかった。ここから周囲の山を眺めると錫ヶ岳、白根山方面は見えたが後は雲に覆われて見えなかった。ここで昼食をとりゆっくりとした。帰りは来た道を戻った。朝の軽トラックには結局出くわさなかったが、途中に止められたバイクを1台見た。しかし運転者は見あたらなかった。林道はともかく車が通れるように整備されているので、岩も多く堅く締まっている。そのため私は長時間、舗装道や木道を歩いたときのように足の裏側の皮が痛くなってしまって、まめができる寸前まっでいってしまった。
TOP 記録 2008
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