板沢山 板沢山山頂
群馬県みなかみ町、沼田市 標高 1,147m
【登山日】 2008年 4月 6日
【登山コース】
大沼水道施設[9:10]→17号鉄塔[9:27]→大沼林道終点[9:45]→17号鉄塔下[10:20]→18号鉄塔[10:48]→16号鉄塔[11:32]→板沢山[12:15]→16号鉄塔[12:41]→17号鉄塔下[13:02]→大沼水道施設[13:24]
ぐんま百名山のあおちゅうさんや群馬山岳移動通信の重鎮さんの記録を参考に板沢山へ行ってきた。4月になってから降った雪と楽をして登ろうとしたことで、かなり苦労した山歩きとなった。
大沼 ネコヤナギ 最初の計画では、『群馬300山』のように奈女沢温泉から高檜山、板沢山と周回する計画だったのだが、重鎮さんの記録にスポットライトやサイレンの記述があり、ネットの記録にも奈女沢温泉からのものがなかったこと、そして奈女沢温泉への道が私道であることなどから、あおちゅうさんの記録のように石神峠から板沢山に行き、余力があれば高檜山までと考えて出かけた。朝寝坊をして家を出発するのが8時過ぎになってしまったが、17号線から石神峠へと順調に進んだ。支度をしてスタートするときに『群馬300山』で概略図を確認すると16号鉄塔付近まで林道が通じているらしいことに気が付き、楽をして板沢山まで行き、高檜山まで足を伸ばそうと考えたが、これが大間違いであった。急遽車で道を大沼集落まで戻り、林道に入った。途中の分岐を右に行けば予定通りの林道に出たのだが、左に進んだので水道施設で道が細くなりそれ以上車で進めなくなったので、その脇のスペースに駐車して、歩き始めた。
マンサク 振り返って16号鉄塔 道はハッキリしていて、途中に気象観測用の白い箱がいくつか置いてある道を進み、やがて広い林道に出た。帰りに分かったのだが、この道が先ほど間違えた林道の続きで『群馬300山』の概略図のもので「大沼林道」というものだった。この林道にはかなり雪がありスタッドレスタイヤを脱いでしまった車では道を間違えなくても入ってくることは出来なかったようだった。とりあえず送電鉄塔を目標に林道を進み、分岐を右に入り17号鉄塔に出た。板沢山に行く16号鉄塔は、17号鉄塔から谷を挟んだ先のピークにあったので、さらに進むとかなり雪の深い林道に出て、林道は広場のようなところで終わり、後は雪に覆われた沢となっていた。少し進んでみたが太ももぐらいまで雪に沈んでしまうので、諦めて林道に戻った。南西向きの林道は雪もなく、少し行くと『大沼林道 昭和55年起工』という石碑があり、左には大沼と思われる池があった。この林道は17号鉄塔のあるピークを巻いているようなので、さらに進めば16語鉄塔への巡視路に出るのではないかと進んだが、すぐに道は終わっていた。仕方ないので17号鉄塔のあるピークを強引に越えて16号鉄塔へ行こうとしたが、ピークを越えて降りたところは、先ほどの17号鉄塔下の林道終点であった。
上州武尊山 山頂付近の雪庇 ここで最も分かりやすい18号鉄塔に行ってから進むことにして、大沼林道を戻った。林道をしばらく戻り、マンサクの花の咲く18号鉄塔の下から尾根に登れそうな場所があったので、強引に尾根に登った。稜線には赤テープのマーキングがあり、それに沿って進んだ。 途中には、あおちゅうさんのHPで見た大きな松の木もあり、尾根上のコースに出たようで安心した。1033m峰に到達すると北西方向に降りる方向にもマーキングがされていた。一旦降りたところから一つピークを越え登り返すと16号鉄塔に出る。16号鉄塔からもう一度下り登り返すと板沢山が近づいてくる。板沢山の頂上付近の稜線は、雪庇がせり出したものがまだ残っているので、切れたところを探し登ると三角点の標石と山頂標識のある頂上に着いた。木々の間から高檜山が見え、稜線の先には上州武尊山も綺麗に見える。4月になってから降った雪のせいか、積雪も結構あったのでここまでで疲れ果ててしまい、今日はここから引き返すことにした。帰りは16号鉄塔手前の鞍部までは来た道を戻り、その先は16号鉄塔の巡視路から林道に出る道があるに違いないと意地になり進んだが、雪に覆われて道がハッキリせず、沢に出たので雪を踏み抜かぬように沢を高巻きながら下り、結局17号鉄塔下の林道広場に今日3度目の登場となった。後は来た道を戻った。登山口と山の中で積雪量にかなりの差があり、雪の上を歩くことに疲れた山歩きとなった。
TOP 記録 2008 群馬の300山
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