城山 城山
群馬県神流町 標高 922m
【登山日】 2008年 3月 9日
【登山コース】
林道分岐[9:12]→林道終点[9:32]→城山[10:12]→林道分岐[11:00]
そろそろ花粉症が発症しそうなので南の方は厳しいのだが、前回失敗した城山が気にかかっていたので、再び旧中里村の城山に出かけた。今回も広瀬橋からのコースは失敗して、林道からのコースとなった。
林道分岐 まずは失敗について書くと前回は、アンテナに繋がる林道が分からず途中の林道に入った。実際はこの林道が正解だったのだが城山から逸れていくので違うと思い、東福寺上の広瀬橋から入った。しかし、沢沿いに進んだためにいくつかの堰堤の向こうですり鉢状の沢に進退窮まって失敗した。そこで今回は、広瀬橋からすぐに檜と杉の急な斜面を尾根沿いに登った。最初に少し大きな露岩がありそれを巻いて進む。その先はほぼ岩壁となっているので、左に巻けないかと左側に行くと沢になっていてこれもすり鉢状で行けない。さらに右に回り尾根を灌木につかまりながら進むと無理をすれば行けないこともないが、右は前回の絶壁の上で右に滑りそうな急な岩場を進まなければならない。もし進んで進退窮まったとき、灌木も抜けてしまうようなものが多く戻ってくるのも大変に思えたので、ここで退却した。車に戻り、299号から林道ながたわ線を進み、林道終点を過ぎ、分岐の広くなっている所に車を停めた。
林道終点付近 城山山頂 この分岐には『中央テレビアンテナ→』というブリキの看板があった。これに従って林道を歩き出した。林道をしばらく進むと城山が見えてくる。その先で林道は分岐しており、一本は城山とその東の山の鞍部に登っているようで、もう一本は城山を南から西の方に水平かやや下り気味に巻いているようだった。『群馬300山』の図ではアンテナへは南西側の尾根から登るようになっていたので左の林道に進んだ。林道をどんどん進むと西側まで進んで終わっている。林道の終点には『中央テレビアンテナ→』というブリキの看板がまたある。ここからは、特にハッキリした踏み跡はないが右の斜面を強引に上に向けて登る。尾根沿いには踏まれた跡とブルーのビニール紐が木に付けてあった。最初は杉の植林地だった斜面が雑木の斜面になるとともに傾斜は一気に増し、木につかまりながら登ることになる。斜面は岩が多くなり4本の手足を使って登る。どうも城山は岩に囲まれた山のようでどちらから登っても厳しい。かなり息があがった頃に頂上らしい平坦地に着いた。
テレビアンテナ跡 山頂から叶山方面 ここには切り倒された丸太が並べてあり、どうもテレビアンテナの残骸のようであった。その奥の馬酔木に囲まれた所に行くと城山の山名板があり、3回目の正直でやっと城山頂上に達することができた。頂上の東側に行き登山路を確認したがあまりハッキリしていなかった。下の方には、先ほどの分岐から来ているのか林道が見え、ワゴン車のような車が停まっていた。テレビアンテナの跡は見晴らしが良く、叶山、両神山、立処山などが綺麗である。一休みして、下山に取りかかったが、先ほどの枯葉と岩の登りは大変だったので南東斜面の植林地を伐採した斜面を下り、杉の植林地を南西に巻いて林道に降りた。帰りの林道から見上げるとちょうど城山が禿げて雪が見える斜面を降りたようだった。
[追加]
帰宅後ネットで調べるとこの城山への記録は群馬山岳移動通信の重鎮さんがアップした2000年のものしかなく、重鎮さんは林道分岐を上に進んだようで、このワゴン車のことやテレビアンテナのことも書かれていた。
TOP 記録 2008 群馬の300山
inserted by FC2 system