家ノ鞍山 家ノ鞍山山頂
群馬県 長野原町 標高 988m
【登山日】 2008年 1月20日
【登山コース】
大平集落[9:52]→稜線[10:25]→養豚場上の峠[10:40]→家ノ鞍山[10:48]→切目峠[11:13]→大平集落[11:26]
昨日に続いて、吾妻方面のピークハントに出かけた。予定では、家ノ鞍山、芦鞍山の2つを考えて出かけたが、途中で気持ちが萎えてしまい家ノ鞍山のみとなってしまった。
登山口付近の庚申塚 家を出て145号線を長野原方面に向かって進んでいくと八ッ場ダムの関連工事で沿線はにぎやかである。145号線から松谷発電所手前の山中・松の湯温泉方面へ右折する。道は途中細くなったり、広いがかなりの急坂(雪が降って凍ったら登れないのでは?)になったりしている。看板にしたがって大平集落方面を目指す。最後に峠の舗装道から右へ下ると10軒ぐらいの大平集落に着く。さらに集落を突き進むと養豚場の通行止の門にあたる。どうも「群馬の300山」の登山口とは違うようなので集落のほうに戻った。一番奥の家の前ではその家のおじいさんが作業をしていたので道を尋ねた。この方はとても親切で丁寧に教えてくれた。どうやら、この家の横から登るようである。車をスペースに駐車する許可をもらいお礼を言って出発した。「群馬の300山」の下山口として記述のあった庚申塚もここにありここが正解と確信した。
養豚場と浅間山石の階段があるのでそれを登ると、祠のようなものが祭られてた場所に出た。そこからの踏跡ははっきりしなかったが笹の生えた斜面をひたすら登ってみた。すると突然舗装された道が目の前に現た。どうも先ほど大平集落に降りる前の道を直進するとここに出てきそうである。この道を渡り向かい側の畑の横からまたひたすら尾根を目指した。尾根に出ると眼下には谷間の集落や山々が見える。向こうは有笠山付近のようである。ここからは尾根に沿って家ノ鞍山へ向かう。切目峠がどこにあったのか分からぬまま進むと養豚場の臭いがしてきた。この尾根は養豚場の横を平行に進んでいるようである。養豚場が終わったあたりで峠のようなところに出る。左右にピークがありどちらに進むか迷う。まずは左のピークを登るとこれが家ノ鞍の頂上であった。木にはここのところよく見かける小さなプラスチックの山名板が金属ねじで留められていた。眺望はそれほどよくないが枯れ木の間から浅間山や草津白根山の白い姿が確認できた。
切目峠の石仏 帰りは登ってきた尾根を忠実に戻り、少し広くなったところで石の仏様と切目峠の標識を確認できた。そこからは踏み跡に沿ってくだり、舗装道に出た。そこは、登りのときの場所よりは下のようで、電柱には「NTT大平分左30」とあった。そこを渡るとガードレール脇にはっきりとした踏跡があり、下に向かっていた。ここを下ると登った集落の場所よりは数軒下の家の間に着いた。駐車場所に戻ると朝のおじいさんが犬の散歩に出かけるところでいろいろな話を聞かせてくれた。話によれば集落の道は養豚場を作るときの作業道として整備され、上の道は養豚場の専用道路として作られたとのことであった。そういえば車で登ってくる道の日陰にもほとんど雪がなく、除雪したような形跡があったのもこの養豚場がしたのかと納得した。帰りは天狗の湯まで行き、芦鞍山の登山口を確認して 帰った。 その後ネットを調べると家ノ鞍山へは有笠山方面からの記録はいくつかあったが、大平集落方面からのものは見当たらなかった。
TOP 記録 2008 群馬の300山
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