矢岳 矢岳山頂
埼玉県秩父市 矢岳(1357.9m)、篠戸山(1040m)、大反山(853.7m)
【登山日】 2007年 12月 9日
【登山コース】
清雲寺[7:05]→大反山[8:14]→篠戸山[9:07]→矢岳[10:16]→[11:35]林道[12:01]→清雲寺[14:23]
群馬の北の山々は白くなり、ここのところ奥秩父に遠征することが増えている。今回は、ネットで見つけたマイナーな山『矢岳』とした。いつものように、藤岡、旧鬼石町、秩父市と抜けて、武州中川駅付近から登山口近くの清雲寺駐車場に着く。
清雲寺 大反山山頂 ネットで調べた所では、清雲寺はかなり有名な桜の名所らしく近所にあった有料駐車場はそのときに活躍するらしい。しかし、この寒い時期は閑散としており、寺の前の広い駐車場をお借りする。(後でウェブで知ったのだが、ここも大型車は有料だったらしい。その他は無料)駐車場には立派なトイレがあり、利用させてもらう。寺を出てしばらくは舗装された道路を登る。やがて、杉林の中の道に入る。林の中に防護ネット(猪よけ?鹿除け?)が道に沿って設置されているところがある。途中の杉の木には『大反山→』という案内の紙が貼り付けられており、その下には『この付近、道不明瞭です。装備品は大丈夫ですか?引き返す勇気も必要ですよ』と書かれている。そんなに遭難の多い難コースなのかなと身構えてしまう。道は見通しの良いところに出ると登山口あたりが下の方に見える。大反山は巻き道が本道のようだが、一応頂上に行ってみると杉に大反山の看板が張ってあるだけの杉林の一部のような所であった。
大反山 矢岳 尾根沿いに下って先ほどの巻き道と鞍部でぶつかる。ここがクタシクノクビレというところなのかな?そこからは、送電巡視路の黄色い杭があり、これに沿って進むと送電鉄塔に出る。その後もハッキリとした踏み跡があり、それに従って進んでいくと大反山の手前と同じように『矢岳→』『この付近、道不明瞭です。装備品は大丈夫ですか?引き返す勇気も必要ですよ』という張り紙がある。そこからしばらくで木に張られた篠戸山の看板がある。大反山と同じような雰囲気の詰まらない場所である。篠戸山を過ぎてからしばらくの所から矢岳が初めて見える。この後はあまり展望のない道をひたすら上りあげると矢岳に到着する。矢岳の山頂も木に囲まれて展望はない。
矢岳山頂 林道へ降りる藪道 考えていたよりも早い時間に矢岳に到着した。この後、酉谷山への稜線を進むので、状況によってはもう少し稜線を辿ってみようかと考えた。しかし、矢岳の先の林道へ降りる分岐点付近で、落ちていた看板に『路なし(小屋まで5ジカン)』とあったこと、そして藪が急に深くなり笹の上にうっすらと雪があって、藪をかき分けるたびにその雪が体に降りかかり、襟から入ったりするので、すっかり意欲が失せてしまった。林道分岐点にはもう一つ、林道が崩落しているという2002年の張り紙があった。林道に降りていく道も藪が深く、雪が体に降りかかってくる。涸れた沢のような道を降りきると川に出て、舗装された林道に出る。ここには不似合いなやけに立派な新しい指導標が設置されている。ここからは林道を歩くだけということで、お腹も空いてきたので、日当たりのいい場所でゆっくりと昼食をとった。
営林署の小屋 林道途中の岩峰 谷間の林道を延々と歩くと営林署の小屋に出る。さすがにこの長い林道歩きは苦痛になる。途中の車両通行止めのゲート付近には1台車が止まっていて犬を散歩させていた。それともう1台駐車してあった車が、歩いている後ろから追い越していった。もう林道歩きに嫌気がさしていたので乗っけていってくれないかな〜と思った。最後は、日野渓谷キャンプ場付近のショートカットの山沿いの道を辿って清雲寺に到着した。山を歩くことは楽しいのだが、このコースは後半の長い林道歩きが苦痛だった。
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