毛渡乗越 毛渡乗越とエビス大黒の頭、仙ノ倉山
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町
【登山日】 2007年11月 9日
【登山コース】
川古温泉[6:11]→赤谷林道終点[7:28]→渡渉点[8:18]→毛渡乗越[10:30]→[11:00]越路避難小屋[11:30]→渡渉点[12:52]→赤谷林道終点[14:52]
今年は、谷川岳の馬蹄形縦走を果たし、後は主脈縦走と考えていたがなかなか実現が難しそうである。そこで、今まで繋がっていなかったエビス大黒の頭と万太郎山の間の毛渡乗越にだけでも行ってみようと計画した。以前にネットで川古温泉から毛渡乗越、平標山、大源太山と周回するコースがあったので候補に考えたが、時間がかかりこの時期では日が短すぎて実現は不可能なので、結果、毛渡乗越へのピストンとなった。
登山口の旅館とゲート 雄滝 国道17号線を猿ヶ京方面に進み、相俣付近から川古温泉へ向かう。川古温泉最奥の旅館が林道入口となっているのでその手前の広場に駐車し出発した。時間もかかるのでやっと夜が明けた6時過ぎの出発とした。最初は川沿いの林道をひたすら歩く。ほとんどアップダウンもなく、準備体操にはちょうどいい歩きである。50分ほどで両側にガードレールの付いた立派な赤谷川橋に出る。ここを渡って左に行くと大源太山へ行く道である。そちらには行かずさらに林道を進み赤谷林道終点に出る。道は狭い登山道となり、正面には朝日の当たった稜線が見えてくる。やがて赤谷川にそそぐいくつかの立派な滝に出合う。ガイドブックで確認するとそれぞれ雄滝、雌滝と名前が付いている。その先から河原に降り、渡渉点となる。岩にペンキで道しるべが書かれている。川は思ったより水量があり、石をとんで渡る場所を探し渡った。
大源太山 越路避難小屋 渡渉するとすぐに小さな滝があり、その脇を滑らぬように慎重に登る。その先をさらに進むと稜線が見えてきた辺りから傾斜が増しきつくなってくる。登山道は広く刈り込まれていて分かりやすい。樹木もなくなり笹のきつい登りをひたすら登ると谷川主脈縦走路の毛渡乗越に到着する。今年は暖冬なのか雪もなく、天気もよく11月の谷川とは思えない景色である。左にはエビス大黒の頭、仙ノ倉山、右には万太郎山、そしてはるか遠くにマッターホルンのような大源太山が見える。登りがきつかった分だけこのごほうびの眺望は最高である。ちょっとでいけそうなので、越路避難小屋迄足を伸ばした。しかし、最近この小屋に泊まった人のお土産が小屋付近にティッシュと一緒にあったので少し戻り、稜線でお昼とした。
万太郎山(左奥) 林道の紅葉 昼食と眺望を十分に堪能し、帰路に着いた。登山口付近ではまだ少し紅葉が残っていた。かなりの標高差のある登りだったが、天気に恵まれて最高の眺望が得られ大満足の山歩きであった。谷川連峰は、どこに登ってもはずれのない山である。
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