キワノ平ノ頭、稲包山 稲包山山頂
群馬県みなかみ町、中之条町、新潟県湯沢町
長倉山(1,439m)、 キワノ平ノ頭(1,511m)、稲包山(1,598m)
【登山日】 2007年10月14日
【登山コース】
登山口[6:44]→三国峠[7:07]→長倉山[7:40]→キワノ平ノ頭[8:42]→[9:56]稲包山[10:25]→キワノ平ノ頭[11:23]→三国峠[12:27]→登山口[12:46]
例年に比べて、気温が高く紅葉も遅れがちのようだが、上越国境辺りは紅葉も盛りであろうと思い、以前から考えていた三国峠から稲包山というコースを歩いた。
送電鉄塔 国道17号線をひたすら走り、三国トンネルを抜けた新潟県側の駐車場にとめた。三国峠まではトンネルの群馬県側に車を置いて登ってもいいのだが、今まで三国山などに登ったときはいつも群馬県側で、新潟県側から三国峠へ行ったことがなかったので、今回は新潟県側を選んだ。麓は天気はよかったのだが、峠を登るにつれてガスがかかっていて、三国峠までは見通しのきかないガスの中を歩いた。今回のコースの入口は峠の鳥居の反対側にあり、『稲包山、三国スキー場』の案内標柱と送電巡視路の黄色いポールが立てられていた。登りはいきなり急であり、道ははっきりしているが笹も深い。その上、この霧で笹は濡れているのですぐに雨具をつけた。この天気では気が重いが、予報は悪くなかったので回復を期待して進んだ。道は片側の切れ落ちた稜線があったりして油断できない。やがて長倉山という標柱のあるピークに着いた。手近にある木の紅葉はきれいなのだが、霧で視界は利かないので全体は見えない。
稜線上の送電鉄塔 キワノ平ノ頭 長倉山から下ると送電鉄塔に出る。この辺りでガスも流れて少し周辺の景色が見えてきた。それから稜線に沿って歩いていくと数十分後には、ガスは風に流されて青空まで出てきた。周りは見事な紅葉である。これから進む稜線上の道もとても気持ちよさそうである。テンションが一気に上がった。笹も薄くなったので雨具を脱ぎ歩いた。このコースはほとんどが稜線歩きで、分かりやすく、気持ちがいい。やがて、大きく登り上げるとキワノ平ノ頭にでる。もう天気は完全に回復し、周囲の山々も紅葉も一望することができる
平標山、仙ノ倉山 三国山 キワノ平ノ頭からの稜線上には送電鉄塔が複数あり、それに沿ってアップダウンを繰り返していく。最後まで雲を被っていた谷川連峰の平標山、仙ノ倉山も顔を出した。まさにパノラマコースである。やがて最後の急な登りを進むと新道分岐(三国スキー場方面)に出る。あちら側からも団体の登山者が登ってくるのが見える。ここから少し登ると稲包山頂上に着く。5年ぶりの山頂であるが、何も変わっていないようだ。ここで昼食休憩に入ると、先ほどの三国スキー場側からの団体のリーダーの方が到着した。話では三国スキー場からのぼり、三国峠に下る計画とのことである。三国峠からのコースの下見をしたが、今日の状況はどうかなどを聞かれた。頂上からは再び稜線歩きと紅葉を楽しみながら下った。三国峠手前では、朝は見えなかった三国山が大きく見えた。このコースは予想したよりもすばらしいものだった。
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