半月山、社山 社山
栃木県日光市 半月山(1,753m)、社山(1,827m)
【登山日】 2007年 5月14日
【登山コース】
第2駐車場[8:05]→半月山[8:22]→阿世潟峠[9:13]→社山[10:15]→1792峰[11:08]→社山[11:48]→阿世潟[12:57]→狸窪[13:20]→半月峠[14:04]→駐車場[14:27]
私が持っている『ヤマケイアルペンガイド』の中でも最も使用頻度が高く、大半のコースを登った『奥日光・足尾・西上州』を朝出勤前にトイレで眺めていると紅葉の社山から見た中禅寺湖の写真があった。季節は紅葉とは逆ながら、どうしても行きたくなって日光に行った。家を出る時間もあまり早くなかったので、半月山から黒檜岳への中禅寺湖南岸縦走は時間的に難しいので行けるところまで行って戻ろうと考えて出かけた。
展望台 八丁出島と中禅寺湖、男体山 中禅寺湖スカイラインを一番奥まで進み、第2駐車場に車を停めて支度をした。ここから足尾方面の眺めもすばらしい。それに天気も良く絶好の山歩き日和だ。まずは、駐車場のトイレに寄り、はずれの登山口から半月山に登りはじめる。笹と白樺の急な道を少し登るとアカヤシオが咲いている。駐車場はあっという間に小さくなり、稜線出でる。そこには木の櫓があり、展望台となっている。中禅寺湖と周りの残雪の山が見事である。ここからは、あの有名な八丁出島と中禅寺湖、男体山の景色も見える。半月山の頂上は少し戻ったところにあった。
アカヤシオの稜線と白根山 鹿の死骸 半月山からは、急な下りを降りる。降りきったところが狸窪との分岐の半月峠である。さらにアップダウウンを進むと阿世潟峠に着く。ここからさらに登りはじめると正面には社山が大きく見え、細い稜線にはアカヤシオが咲き、その後ろに残雪の白根山も見える。ほんとに気持ちのいい登りである。社山頂上には大きな石がごろごろしていた。後ろを振り返ると半月山も見える。ここで一休みしながらどうしようか考えた。まだ時間も早いので、黒檜岳まで足を伸ばしてみよう出発した。社山から降りていくと途中で生臭いにおいがしてきた。辺りを見ると雪のある時期に死んだのか、毛が散らばった鹿の死骸があった。さらに立ち枯れた木のたくさんある草原を進んだ。黒檜岳と思われるピークも見える。ところが、地図上の1792峰と思われるあたりで急に疲れてしまい先に行く意欲がなくなってしまった。5月としては天気もよく、暑いこととシャリバテなのかと休憩して食事をとった。疲れはとれたのだが、気持ちは切れてしまったのでゆっくり戻ることにした。
黒檜岳 湖畔 帰りは社山、阿世潟峠まで戻り、元気も出てきたので、中禅寺湖半に降りてみようと考え、阿世潟に向かった。白砂の浜はきれいで向かい側には男体山と遊覧船も見える。さらに先の浜では魚釣りに湖に入っている人もいる。山とは全く違う風景を楽しみながら狸窪まで行き、そこから再び半月峠まで登った。ここからも来た道でなく、地図に駐車場下あたりに続く破線があったので、半月山の南の斜面の道を辿った。この道も道跡ははっきりしているし、古い道標もあって分かりやすかった。最後は第2駐車場の下に出た。ここら辺りはゴミやトイレの代わりに使った残骸などがあり汚かった。最後はともかく、このコースは評判通りすばらしい。黒檜岳を宿題としてしまったこともあり、秋にもう一度登りたいと思った。
TOP 記録 2007
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