阿寺山、五龍岳 大日岳
新潟県南魚沼市 阿寺山(1,509m)、五龍岳(1,585m)、入道岳(1,778m)
【登山日】 2006年10月 1日
【登山コース】
広堀登山口[6:58]→龍神碑[7:26]→蛇食清水[8:00]→阿寺山[9:49]→神生池[10:18]→[11:06]五龍岳[11:21]→[11:50]入道岳[12:11]→五龍岳[12:27]→阿寺山[13:28]→広堀登山口[15:12]
越後三山は厳しい山なのだが、私はなぜか好きでいろいろなコースから登る。八海山も今回3回目である。今回は、紅葉の山々を見たくて出かけた。
龍神碑 蛇食清水 相変わらず、金がないので高速道路は使わずに17号線を六日町に向う。山口までは今までの八海山のときと同じだが、今回は広堀登山口に向う。登山口付近に車を停め、スタートする。登山口からは川に降りていき、しばらく川に沿って登っていく。滑りそうなところには鎖やロープが取り付けられている。30分ほど歩いたところで、『大芳尼龍神』の石碑と鐘が設置された龍神碑に到着する。さらに30分ほど歩くと沢のようなところに蛇食清水の標柱があり、阿寺山まで3Kとある。ここからは、ブナ林の急な登りとなり、ひたすら登る。傾斜が緩み、林を抜けると黄葉や紅葉が現れる。辺りの見晴らしもよくなり、峠のようなところに阿寺山の標柱が低木に隠れて立っている。
阿寺山付近 ブナ林 阿寺山の先は高層湿原になっていて、池塘もあり、紅葉もきれいであるし、眺望も優れこれから登る五龍岳や中ノ岳も見える。しばらくこの高層湿原の中を歩くと池にはそれぞれ名前があるようで、『三の池 五龍王大神』などの信仰と絡んだ石碑もあった。本当にここからの歩きは眺望もよく気持ちがいいもので、足元にはリンドウの花も見られた。やがて、神生池に出ると五龍岳方面から単独行の年配の女性の登山者が現れた。今日初めて出会った登山者である。これからのコースが心配らしくいろいろな質問を受けた。お互いに写真を取り合って、別れえた。阿寺山からは今までに比べるとそれほどきつくない登りを稜線に沿って進むと青銅の鐘と石の祠のある場所を過ぎ、中ノ岳との分岐の五龍岳に着いた。
神生池 リンドウ 五龍岳の頂上には山伏の格好をした2人の方が法螺貝を持ち、ツヅラを背負ってこれから入道岳に向うところに出会った。しばらく見ていると法螺貝をブォーとときどき吹きながら登っていった。随分と珍しいものを真近で見ることができたし、やはり八海山は信仰の山なのだということが分かった。またしばらくすると中ノ岳からオオカメノゾキを経て縦走してきたというグループが来たのでいろいろな話をした。私も一度はこの稜線を歩いてみたいと思っているので様子を聞いてみた。彼らは朝一で中ノ岳避難小屋を出発して来たようで、ここを歩くにはやはりこの季節が暑くもなく雪もなく一番いいとのことであった。オオカメノゾキや中ノ岳の続く稜線を眺めながら、今日の目的地である入道岳に向った。
五龍岳 中ノ岳への稜線 入道岳の頂上には、『丸ヶ岳』の標石があり、大日岳の紅葉に彩られた眺めが素晴しい。日は少し翳り遠くまでははっきりと見えないが、中ノ岳への稜線、八ッ峰、六日町などの眺めを楽しんで、昼食休憩とした。大日岳には多くの登山者が点のように見えるが、ここまで来る登山者はほとんどなく静かな山頂であった。帰りは来た道を戻ったが、やはり登山者とは会うこともなく静かな山歩きで下ることができた。
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