小松原湿原 小松原湿原
新潟県津南町 標高 1,570m
【登山日】 2006年 8月19日
【登山コース】
林道ゲート(太田新田)[6:15]→下ノ代[8:13]→中ノ代[8:56]→上ノ代[9:19]→[9:31]小松原避難小屋[10:10]→林道ゲート[12:20]
苗場山に登ったときから気になっていた小松原湿原に行ってきた。津南町のHPによると見倉コース、大場ルート、太田新田ルートの3つがあり、この中で林道歩きが少なく最短なのが太田新田ルートなのでこのルートから登ることにした。
ブナに埋まった看板 ブナ林 今回の登山口へは、一旦17号線を石打まで行き、353号線で津南町に出て、405号線で太田新田に向かい、太田新田の集落を抜けて、林道をゲートで通行止めとなっているところまで進む。この道は、一昨年鳥甲山にきたときに使って以来である。朝早く家を出たがかなり長いドライブの末に到着した。身支度を整えて、林道歩きからスタートする。ゲートから十数分歩くと道の脇に『小松原 苗場山登山道入口』と書かれた標柱があるので、そこを入る。するとすぐに石伝いに小川を渡る場所があり、これを渡って進む。その先は、左に下った片斜面を歩くのだが、右からは枝がせり出しているし、足元の木の根が雪で押されて下り方向に倒れていて実に歩きにくい。この片斜面を抜けるとブナの気持ちいい林となり、『東奥とむろ ←六日町林道0.6KM 東とむろ0.6KM→』という金属の看板が木に食い込み、木に取り込まれそうになっていた。どうやらここが大場ルートの林道からの合流点のひとつのようである。
大文字草 小松原避難小屋 しばらく歩くと登山口にあったのと同じ『小松原 苗場山登山道』の標柱が倒れていた。ここからは尾根に沿って登っていく。登り上げたところで突然木道に出て、視界が開ける。どうやらここが下ノ代という小松原湿原の一番下部にあたる場所らしかった。ここには、ワタスゲの残りがわずかと黄色い花(名称不明)が少しある程度であまり花は見当たらなかったし、池塘も見当たらなかった。湿原はしばらくで終わり、再びブナ林の中に入ると文字の消えかかった『六日町営林』『小松原湿原→ 水場2分』の看板があった。急な木の階段を登り再び湿原に出ると金城山からの道と合流する。ここが中ノ代と呼ばれる場所である。ここからは池塘も現れ、湿原らしくなってくる。花も少しではあるが増えてくるし、池塘には苗場山と同じようにミヤマホタルイが生えている。湿原歩きを楽しみながら進むといつの間にか上ノ代のもっと広々とした湿原に出て、その先の三角屋根の小松原避難小屋も見えてくる。
湿原の花 湿原の花 湿原の花
小松原避難小屋の中をのぞいてみると思った以上にきれいで使い良さそうであった。今日は天気もいいし、登ってくる間誰にも会わなかったので、上ノ代の戻り、木道に荷物を広げてのびのびと昼食休憩を取った。帰りは来た道を忠実に戻り、登山口に着いた。今回は全くピークハントは、なしなのだが、気持ちのいいブナ林と湿原に大満足である。
TOP 記録 2006
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